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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ マット・デイモン ジュリア・スタイルズ デビッド・ストラザーン スコット・グレン ストーリーは、CIAの極秘計画“トレッドストーン”によって過去の記憶を消され、究極の暗殺者にされたジェイソン・ボーン。彼はその過去の断片を辿りながら、全てを明らかにしようと奔走していた。そんなある日、イギリスの大手新聞ガーディアンにボーンの記事が載る。その担当記者ロスが、CIAの内部告発に基づいて、トレッドストーンのアップグレードとなる“ブラックブライアー”という計画に関する取材を進めていたのだった。ロンドン支局からその情報を聞いたニューヨークのCIA対テロ極秘調査局長ヴォーゼンは、ただちに現地要員へロスの監視と尾行を指示。また同じ頃、この新聞を目にしたボーンもロンドンへ飛び、監視を巧みにかわしながらロスと接触するのだが…。 自らの過去を取り戻すため世界中を駆け巡る大ヒット・スパイ・アクション・シリーズの完結編です。 原作が3部作なんでこの3作目で完結と言われてるけど、これだけのヒットシリーズを映画会社が簡単に終わらせるような気がしないんですけどね。 ジェイソン・ボーンの記憶が戻ったら、新しい展開に期待が出来そうなんですが、マット・デイモンが出演するかどうかが一番の問題でしょうね。 彼以外のジェイソン・ボーンは考えれないくなってきてますからね。 このシリーズやけど前2作ってどうもあつぼうの好みではなかったんですよ。 でもこの3作目にしてメチャクチャ面白いやんって思ってしまいました(笑)。 シリーズを通して良い所は下手なスケールアップをしないところです。 普通なら続編になるにつれて武器や爆発のスケールを大きくしたいけど、このシリーズでは1作目の雰囲気を大切にしてました。 古典的な方法で防犯カメラを避けたかと思うと現代的なアイテム携帯電話を巧みに使ったりと007のようにスパイアイテムではなく、一般人が普通に使ってるアイテムを利用するところが好きですよ。 アクション部分もドラマ部分も練りに練られた脚本が素晴らしいのでアクション部分もドラマ部分も充実した面白さがありました。 特に恋愛部分を排除したのには好感が持てます。 アクション映画に恋愛って何かテンポを悪くするだけなんでこの選択は正解でしたね。 次から次へとアクションの連続なんですが、息もつかせないぐらいスピーディなんでほんまに息をするのを忘れるぐらい見入ってました(笑)。 今回はボーンを狙う2人の暗殺者も登場するけど、この2人もいい味出してましたよ。 目つきは鋭いけど一般人に紛れ込むと誰も暗殺者とは気付かないような雰囲気なんですよ。 いかにも悪役って顔つきやったら暗殺者として生きていけないですよね。 ここらへんの細かい気配りも評価したいです。 ポール・グリーングラス監督といえば手持ちカメラでの撮影が得意ですよね。 【ユナイテッド93】などでもあのブレた映像が緊張感を高めました。 そのカメラワークの巧さは、今作でもいかされていて最初から最後まで糸を張り詰めたような緊張感が漂ってました。 ボーンを演じたマット・デイモンやけど、続編になるほど動きが良くなってきてますよ。 1作目の時は彼の動きの鈍さがスパイっぽくなくて冷めてしまったのですが、今作の動きは間違いなく鍛えなおしてきてますね。 顔はジミー大西のままやったけど(笑)。 評価(4.0) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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