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カテゴリ:海外文庫
単行本 252ページ 出版社 講談社 発売日 2007/8/11 褐色の肌、漆黒の髪、さまざまに変化する瞳。秀でた容姿と確かな手腕を持つウィンストン・ガラーノは、二十年前の老女殺害事件を再捜査するよう命じられる。だが、彼が動き出そうとした矢先に、脅迫と不吉な予言がなされる。バーボンを愛しハーレーを駆るニューヒーロー誕生!コーンウェルの新シリーズ開幕。 連載ものって事でこのページ数(252ページ)は仕方がないとしても、あまりにも内容が薄っぺらすぎます。 コーンウェルの名前につられて購入した人も多いと思うけど、コーンウェル作品でこのレベルなら満足出来ないです。 このガラーノが新シリーズになるといわれてるけど、次を読みたいって気持ちになれないんですよ。 色々な断片を寄せ集め立った感じがして展開も行き当たりばったりでした。 連載ものなんで場面転換が多くてちょっと疲れました。 特にガラーノの祖母がタロットカードで占いをするけど、預言者顔負けの的中をして事件解決に役立ちます。 これって凄く安易やなって思いましたよ。 いっその事、この祖母を主人公にしてもなんら遜色はないような気がしました。 主要人物や犯人の描き方があまりも手抜き作業って感じがして物語に入っていけなかったです。 ガラーノに恋心をよせるサイクスがガラーノの母親のような年齢やったのもちょっとね。 どうせならガラーノと同じ年ぐらいか若い子の方が良かったのかも。 ガラーノがおばさんを利用してるとしか思えないですからね。 ガラーノと地区検事のモニークとの微妙な関係も今後描かれていくんやろうけど、どうでもいいかな(笑)。 とにかく新シリーズなど書いてるより落ち目のスカーペッタシリーズを何とか復活させてほしいものです。 評価(2.0) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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