|
カテゴリ:海外文庫
文庫 562ページ 出版社 ソニーマガジンズ 発売日 2003/01 おれの名前はヴィンセント・ルビオ。ロサンジェルスを根城に、探偵事務所をやっている。苦楽をともにしてきた相棒のアーニーは、男も惚れる恐竜のなかの恐竜でおっと、実はおれたちゃ人間じゃない。恐竜だ。長い長い間、おれたちは人間に気付かれないよう、人間にまぎれて暮らしてきた。そんな恐竜社会をおびやかすカルト集団(祖竜教会)の謎を暴くのが今回の依頼だ。やっかい極まりないが、相棒アーンの元妻からの頼みとあってむげにできない・・・・・ あの恐竜探偵ルビオの活躍を描いた【さらば、愛しき鉤爪】の続編の登場です。 続編といっても本作は前作の前編にあたります。 1作目が素晴らしい出来やったので、本作にかなり期待してました。 率直な感想としては、やっぱり1作目を超えるのは難しかったなぁ。 でも本作に関しては前編にあたる作品なので、本当の評価は3作目でしたいと思います。 過去にさかのぼるって事で当然、前作ではすでに死んでいたルビオの相棒アーニーも登場します。 このアーニーが凄く渋くていい恐竜です。 彼がいなくなった今後の作品を読むのはちょっと寂しいです。 今回のテーマは恐竜カルト集団【祖竜教会】への潜入です。 だから前作のような謎解きはあまりなくてちょっと不満です。 そのかわりにアクションシーン満載って感じでルビオとアーニーが暴れまくります。 まぁ~これはこれで面白い! このシリーズで一番のお気に入りキャラがドラッグクィーンのジュールズ! おかまの恐竜で扮装整形業者! いつも陰からルビオを助けてくれるのがいいです。 もう日本でも3作目が発売されてるので近々読んでみたいです。 今度こそ謎解きに力を入れてほしいです。 評価(3.6) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[海外文庫] カテゴリの最新記事
|
|