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テーマ:DVD映画鑑賞(14217)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ カート・ラッセル ロザリオ・ドーソン ヴァネッサ・フェルリト ローズ・マッゴーワン ストーリーは、テキサス州オーステインの人気DJ、ジャングル・ジュリアは気の置けない仲間たちとバーへ繰り出し、女の子だけの会話に花を咲かせていた。そんな彼女たちを、ドクロマークの不気味な車を駆る顔に傷のある謎の中年男、スタントマン・マイクが秘かにつけ回していた…。14ヵ月後、テネシー州で映画の撮影に参加していたスタントウーマンのゾーイ。彼女は空き時間を利用して、仲間たちとある計画を実行する。それは、売りに出されていた憧れの車、映画「バニシング・ポイント」に登場した70年代型ダッジ・チャレンジャーに試乗しスタントライドを楽しむこと。さっそくボンネットに乗り、危険なスタントを始めるゾーイ。やがてそんな彼女たちを、あの男スタントマン・マイクが、新たな獲物に見定め襲いかかるのだったが…。 B級映画ばかりを2本立て、3本立てで上映するアメリカでかつて流行った映画館“グラインドハウス”を現代に甦らせるべく、クエンティン・タランティーノ監督と盟友ロバート・ロドリゲス監督がホラー映画を競作した2本立てムービー「グラインドハウス」のうちのタランティーノ版で、独立した1本の作品として再編集されたディレクターズ・カット完全版。 B級映画を3本立てってところで、この前のセガールの沈黙しシリーズ3本立て公開を思い出してしまいました。 今考えるとあれもグラインドハウスって事になるのかな(笑)。 さすがタランティーノって言ってもいいぐらい味のある映画になってましたよ。 女性達が車の中でかわす会話もくだらなくてどうでもいい内容やけど、ついつい聞いてしまうんですよね。 70年代の服装や街並みやけど、女性達が携帯を使ったりと時代設定がいつかわかりづらいけど色々なアイテムなどタランティーノの70年代に対するこだわりがあらわれてました。 いかにも70年代の映画館で見てるような雰囲気を出すためにダメージフィルム加工したりするのも彼なりの拘りなんでしょうね。 観ていて70年代の映画館で観てるような気になりましたからね。 殺人鬼を演じたカート・ラッセルってどこにでもいてそうなのが逆に不気味でした。 前半と後半の2部作のようになってるけど、後半の展開がメチャクチャ面白かったです。 前半にストレスを溜めさせておいて、後半に大爆発させるんですよ。 B級という事で話の内容は単純なんですが、最後まで楽しめるように作られてるのがタランティーノの才能でしょうね。 当然の事ながら彼は今回も映画に登場してます。 出たがり監督の本領発揮ですね。 後半に登場するゾーイ役を演じたゾーイ・ベルという女優は本当のスタントマンらしいです。 確かに彼女がスタントしてるシーンは凄く迫力があったしCGの力に頼らずに見せる本来のアクションの基本でしたよ。 彼女は【キル・ビル】でユマ・サーマンのスタントをしてたのが、きっかけでこの映画に出演したのですが、女性でここまで体を張ってるのって凄いです。 今までのタランティーノ映画が好きな人には間違いなく楽しめると思います。 評価(3.8) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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