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テーマ:DVD映画鑑賞(14214)
カテゴリ:イギリス映画
2006年 イギリス/フランス/イタリア ヘレン・ミレン マイケル・シーン ジェームズ・クロムウェル シルビア・シムス ストーリーは、1997年8月31日、チャールズ皇太子との離婚後も世界中の注目を集め続けたダイアナ元皇太子妃が、パパラッチとの激しいカーチェイスの末、自動車事故に遭い他界する。悲しみに暮れる英国国民の関心は、かねてから不仲が取り沙汰されたエリザベス女王へと向けられる。しかし、すでに王室を離れ一民間人となったダイアナ元妃に対し、女王は本来コメントを発表する立場にはなかった。口を閉ざし続ける女王の態度は、国民の目には薄情としか映らず、女王はたちまち窮地に立たされてしまう。首相に就任したばかりの若きトニー・ブレアは、国民と女王の間に立ち、事態の収拾に乗り出す。 この映画はいつも遊びに来てくれるブログ友達のりらっくままハッシー!^o^さんの感想を読んで観たくなった映画です。 あのダイアナ元皇太子妃が死んだ出来事は日本にいてもその衝撃が伝わってきました。 わずか36歳でこの世を去る事になったのですが、誰もが予想だにしてなかった自動車事故で命を落としました。 当初はパパラッチの執拗な追跡が事故を招いたやら、暗殺説など色々な噂が飛び交っていましたよね。 結局未だにはっきりとした真相が分からないままやけど、有名人の死には色々な噂がつきまとうものなんですね。 ダイアナの死という出来事だけに注目していたあつぼうは、イギリスの王室がこの時どれほど追い込まれていたのか知らなかったです。 ダイアナとエリザベス女王の確執は有名やったけど、古いしきたりと伝統を大切にするエリザベス女王と新しい風を吹き込むダイアナとでは水と油やったんですね。 この映画ではエリザベス女王が国民と古いしきたりと伝統の板ばさみになってるのがよく分かったけど、もう少し行動が遅かったらイギリス王室の今があったのか分からないぐらい国民の怒りが王室に向けられてました。 ブレア首相がダイアナの事を「国民のプリンセス」とスピーチしたようにイギリスの人たちにとってダイアナは特別な存在やったんですね。 そのダイアナをチャールズ皇太子はカミラと浮気をする事で裏切り、エリザベス女王はダイアナの死を一般人のように扱い国民の怒りに火をつけました。 あつぼうはダイアナ寄りの目線でこの映画を観たけど、エリザベス女王の苦悩は凄く伝わってきました。 今までに前例のない出来事やけど、毅然とした態度で行動してる姿はリアルでした。 そんな女王とは反対に女王の旦那エジンバラ公の能天気な性格には腹が立ってきました。 この映画って王室に近い筋からの情報を元に作られてるらしいけど、エジンバラ公が本当にこんな態度でダイアナが死んだ後の数日間を過ごしていたのなら、これこそ国民の怒りをかいますよ。 自分は表に出ないからエリザベス女王に任せっきりなんでしょうね。 この当時のブレア首相は絶大に人気がありましたね。 彼が裏でこれほど動いたのかはちょっと疑問やけど、彼の力がなければ王室がなくなってたかもって思えるぐらい陰から支えてましたね。 そんなブレアもイラク戦争で「ブッシュのプードル」と呼ばれるようになり支持率が急落してしまうんですよ。 最後によくこの映画に対して王室が抗議しなかったなって思いました。 評価(3.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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