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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:邦画
2007年 日本 国分太一 香里奈 松重豊 八千草薫 伊東四朗 森永悠希 ストーリーは、東京の下町。二つ目の落語家・今昔亭三つ葉は、若手のくせに古典にしか興味がなく、普段から着物で通すなど今どき珍しいタイプの噺家。古典落語への愛情は人一倍ながら、腕のほうは思うように上がらずいつまで経っても真打になれずに行き詰まりを感じていた。そんな三つ葉は、ひょんな成り行きで落語を使った話し方教室を始めるハメに。そこに集まってきたのは、美人だけど無愛想で口下手な女性・十河五月、大阪から引っ越してきた関西弁の少年で、しゃべりが達者すぎてクラスに馴染めず悩む村林優、コワ面であがり症というプロ野球解説者の湯河原太一。集まるたびに言い争いばかりする彼らに手を焼きつつも何とか教室を続けていく三つ葉だったが…。 『一瞬の風になれ』で2007年本屋大賞に選ばれた佐藤多佳子の出世作『しゃべれども しゃべれども』を国分太一主演で映画化した純情青春ドラマ。 テレビで笑点を観るぐらいが、あつぼうと落語の接点なんでイマイチ落語の面白さを理解出来ないんですよ。 映画の中でも観客が笑ってるシーンがあるけど、そんなに今のところ面白いか?って思ってしまいました。 小学生の子供達もゲラゲラ笑ってるんやけど落語の意味を理解して笑ってるのか分からんけど凄いですよ。 やっぱり落語って生で観てこそ面白さが伝わってくるのかな。 その落語を理解出来ない部分を差し引いてもこの映画は楽しめました。 話し方教室に通いはじめる事になる3人のキャラが面白かったです。 関西人としては、あのバリバリの関西弁を喋る森永悠希が気に入ったけど、あの子は将来凄く俳優さんになるような気がしましたよ。 落語のシーンも圧巻やったけど、なによりも周りを和ますような雰囲気と喋り方がいいです。 香里奈って美人ってだけではなく、しっかりした演技が出来る女優さんなんですね。 最初はぶっきら棒で怖い顔をしてるけど、最後に見せる笑顔が凄く良かったです。 あと元プロ野球選手の解説者役の松重豊には笑ってしまいました。 これだけ解説の下手な解説者がいたらアナウンサーは大変ですよ。 それぞれ悩みを抱えて話し方教室に通い成長していくけど、この成長過程が薄っぺらかったです。 せっかく個性豊かな3人が揃ってるのにもったいないですよ。 もう少し丁寧に成長過程を描いていてくれたら最後も感動したと思います。 国分太一の落語って凄く練習したんでしょうね。 最初にも言ったけど落語を全然分からないあつぼうでも熱演してるって感じました。 日頃使わないような言葉も多いからセリフを覚えるだけでも大変やったはず。 これは出演者全員にいえることやけど、半端な練習量やなかったでしょうね。 言葉って人を喜ばせる事もあれば傷つける事もありますよね。 一番の意思伝達の手段って事やろうけど奥が深いですよ。 【ネタバレ】 ラストの船の上のシーンやけど、あれはなんか納得出来なかったです。 3人が成長して次の第一歩を踏み出したところで終わればいいのに、なんで船の上で抱きあってたんやろう。 その過程も強引やったなぁ~。 評価(3.5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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