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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ ジョニー・ノックスヴィル ブライアン・コックス キャサリン・ハイグル ストーリーは、人のいいスティーヴ・バーカーはこれまでありふれたデスクワークに甘んじてきたが、ある時ついに意を決して上司に昇進を願い出る。しかし、彼の昇進と引き換えに、長年管理人として働いてきたスタヴィがクビになってしまう。その後、スタヴィは芝刈り作業中に指を失う事故にも見舞われる。彼の指を救うにはまとまった金が必要で、責任を感じたスティーヴは、お調子者の叔父ゲイリーに相談する。するとゲイリーは、スティーヴがスペシャル・オリンピックスの大会に出て史上最高のチャンピオン、ジミーを破れば、ジミーの敗北に賭けている自分に大金が舞い込むと不届千万な企みをアドバイスするのだった。 制作ファレリー兄弟、主演ジョニー・ノックスヴィルって事でかなり際どい映画になるんやろうなって思ってました。 知的発達障害者のフリをしてスペシャル・オリンピックス大会に出場し一儲けしようとする不謹慎な映画なんですが、意外にも後味も悪くなく爽やかなスポーツコメディになってました。 主人公のバーカーが根っからのいい奴って事もあって、つねに障害者のフリをしてる事に罪悪感を抱いてるのも好感が持てるところです。 彼が障害者側の立場で演じてるくれるので、この映画は障害者の目線で観れる映画になってましたよ。 意外な掘り出し物やったなって思います。 障害者のフリをして潜りこんだけど、障害者の人たちからすると彼の演技はイマイチですぐに怪しいと思われてしまいます。 でもインストラクターとかは全然気付かないんですよ。 障害者の人たちに「今普通に喋った」って攻め立てられるシーンは凄く面白かったです。 彼らと普通に接するようになってお互い信頼関係が築け、打倒ジミーを目標に一丸となって頑張ります。 この過程が心温まるシーンでホロっときます。 スパイス的要素でインストラクターのリンとの恋が描かれてます。 リンと彼氏の仲を裂こうとあの手この手を使うところが笑えます。 こういう時に障害者の立場を利用するのは悪趣味やけど、リンの彼氏が嫌な奴やからオッケーですね。 ジョニー・ノックスヴィルってジャッカスでは体を張って無茶な事をするから人気があるけど、この映画を観ると俳優としても十分魅力がありますよ。 シリアスな映画向きではないけど、こういうコメディなら映える人です。 ヒロインのキャサリン・ハイグルって【ロズウェル】のイザベルでした。 最近では【幸せになるための27のドレス】で注目されて人気急上昇ですよ。 この2人これから注目の人かも。 一歩間違えたら差別問題にまで発展しそうなテーマやけど、ファレリー兄弟がお得意のジャンルって事もあって問題になってなかったです。 この兄弟の映画って最後は健常者も障害者も同じってメッセージが込められてるって思います。 ってあつぼうが勝手に思ってるだけかも(笑)。 評価(3.7) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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