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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:邦画
2007年 日本 大沢たかお 玉木宏 竹内結子 吉田栄作 袴田吉彦 藤竜也 石黒賢 ストーリーは、かつて世界中の戦場で生と死の現実を写真に収めてきたカメラマンの西崎。人生を見失ってしまった彼は独り厳冬の北アルプスに登り、星空を撮り続ける日々を送っていた。そんなある時、赤い光が西崎の上空を飛来する。やがて間もなく、米軍の戦略爆撃機“ミッドナイトイーグル”が北アルプス上空で消息を絶った、との極秘情報が政府に入り、ただちに自衛隊を現場へ向かわせるのだった。一方、東京では、週刊誌記者で西崎の亡き妻の妹・慶子が姉の息子を引き取り育てていた。また、仕事で家庭を顧みず妻の病に気付かなかった西崎を憎しみ続けている。そんな彼女はある日、一人の工作員と接触し、北アルプスで起こりつつある、恐るべき事態の真相を聞き出すが…。 この映画の舞台がアメリカなら敵国が多いけど、日本に関しては北朝鮮が最大の脅威になってます。 敵は工作員って事で、北朝鮮を指してると思うけど、この工作員達は次から次へと出てくるんですが、日本国内にこれだけの工作員が潜入してるのが大問題で、今までこの問題を放置してる日本政府に責任がありますよね。 ミッドナイトイーグル(ステルス戦闘機)って機密事項をたくさん含んでるのに、これほど簡単に工作員に奪われるってあり得ないですよね。 これほどの物を奪うってなると銃撃戦などが起こって世間にも知れわたるはずやのに、ステルスがアルプスに墜落しても世間は何も知らないっておかしいですよ。 これだけの情報社会でこんな大事件を隠蔽するのは不可能に近いはず。 新聞記者が大事件を起こした工作員に個人的に接触したりって現実的にあり得ない事が多い映画でした。 映画の前半は回想シーンや、場面の切り替わりが多いのでどうも集中出来ない展開が続きます。 物語の後半への布石なんですが、事件が起こってるのに淡々と展開する前半はちょっと辛いかも。 この映画の中で描かれてる日本政府って美化されすぎやけど、日本全土が危機に瀕してるのに危機感が伝わってこなかったです。 今の日本政府ならこういう状況におかれたら慌てふためいて我先に逃げ出しそうですけどね(笑)。 主役の2人とともに行動する自衛隊員って吉田栄作が演じてるんやけど、雪山での吹雪きのシーンが多くて最後の方になるまで気付きませんでした。 大沢たかお、玉木宏、吉田栄作のイケメン3人衆が工作員と闘ってるシーンは女性には嬉しいところかも。 キャストは凄く良かったと思うけど、それをいかせてない演出に問題があるのかな。 この映画ってラスト30分のためにあると思うけど、あのラスト30分は反則ですよ(笑)。 子を持つ親ならウルウルってくる演出は卑怯なぁ~。 ちょっと【ディープ・インパクト】的な演出やったけど、ウルウルしてしまいました。 もっと予算があれば壮大な物語に出来たんやろうけど、なんせ限られた予算では、これぐらいが限度かな。 そう思うと健闘したと思うけど、期待してただけになぁ・・・・。 評価(2.9) ラスト30分に関しては(3.5)ぐらいあるかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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