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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ ケイト・ベッキンセール ルーク・ウィルソン フランク・ホェーリー イーサン・エンブリー ストーリーは、車で帰宅途中のデビッドとエイミーのフォックス夫妻。夫婦仲は冷え、離婚が決定的な2人は、車の中でも険悪な雰囲気。そんな矢先、車が故障してしまい、真夜中の田舎道で立ち往生してしまう。歩いてどうにか近くのモーテルに辿り着いた2人は、やむなくそこに1泊することに。薄汚れた部屋に通され、ますます不機嫌になっていくデビッドとエイミー。そんな中、ふとデビッドが再生したビデオには、趣味の悪いホラー映画らしき映像が映っていた。ところが、よく観てみると残忍な殺人シーンが行われている現場は、紛れもなく今彼らが泊まっているその部屋だった…。 ジャンル的にはホラー映画って事になってるけど、これはサスペンス色の強いホラーです。 今時のホラーって血の量が多かったり残酷な描写がメインになってきてるけど、この映画は一昔前のホラー映画のようなチープ感もあり、なによりも血が噴出したり残酷な描写がそれほどないのも良かったです。 ここらへんが【ホステル】などとは違うところです。 唯一の残酷描写がある殺人テープも被害者の悲鳴だけが大きくて、それほどグロくないですよ。 それでいてこのモーテルの怖さがヒシヒシと伝わってきました。 モーテルの支配人を演じたフランク・ホエーリーの怪演もドキドキさせてくれますよ。 全体的に正統派なホラーなんで派手な演出はないけど、結構手に汗握る展開が続きます。 車が故障して仕方なくモーテルに泊まるってヒッチコックみたいやけど、これってこの手の映画では使い古されてますよね。 でも逆にそれだけ安心感がある展開でもあるんですけどね。 この映画で凄く新鮮やなって思ったのは、殺人テープを見て夫婦で助かる方法を探るところです。 今までの被害者がなぜ簡単に殺されたのか考える事によって自分達の生存率を高めようとするんですよ。 このアイディアは面白かったです。 この映画のラストは賛否両論やと思うけど、展開が展開だけにこのラストでよかったと思います。 ラストまで70年代ホラーのようでしたからね(笑)。 監督さんは密室映画のスペシャリストらしいです。 ハンガリーで絶賛され、この映画でハリウッド・デビューしたのですが、これからが楽しみです。 評価(3.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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