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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:邦画
2007年 日本 豊川悦司 石橋凌 小澤征悦 笹野高史 片岡礼子 井川遥 松田美由紀 崔洋一 ストーリーは、6年前、誘拐事件で犯人を取り逃した末、人質の少年を殺された責任を取らされ左遷された刑事・巻島。ある日、彼のもとに神奈川県警時代の上司で現・県警本部長の曾根から連絡が入る。巻島に、難航している川崎連続児童殺人事件の捜査責任者となり、テレビで視聴者に情報提供を呼びかける大役を任せるというのだ。さっそく生放送のニュース番組に出演した巻島は、とつぜん“BADMAN”と名乗る犯人に直接語りかけ始め、犯人を挑発する。案の定、視聴者からは抗議の声が殺到するが、番組の視聴率は倍増、ライバル局も巻き込み報道は過熱していく。 色々と問題がニュースなどで取り上げられてる神奈川県警が舞台になってるこの映画。 主演はあつぼうが苦手な豊川悦司。どの映画を観てもこの人が好きになれないんですよ。 暗すぎる演技とあの声が原因なんですけどね。 この映画は劇場公開される前にWOWOWで放送されたんです。 いくら制作にWOWOWが噛んでるとはいえ、劇場公開前の放送するって異例ですよね。 まぁ~WOWOWを観てる人には、感謝の気持ちをこめてって事やろうけど・・・。 さて映画なんですが、原作を読んでないあつぼうには普通に楽しめましたよ。 誘拐事件で人質の子供を殺された過去を持つ刑事が再び猟奇殺人の捜査を命じられるのですが、このへんに警察幹部の腐敗や出世欲が出ててリアルでしたよ。 もし捜査が失敗しても責任を取るのは巻島、犯人が検挙されたら何もしてない警察上部の人の手柄になってしまうんですよ。 なんか現実社会でもこういう構図ってありそうですよね。 ニュース番組で犯人を挑発するってメル・ギブソンの【身代金】を思い出したけど、あれは自分の子供が誘拐されたという設定があったからこそ面白かったですよね。 この映画は捜査する刑事がニュース番組で突然犯人を挑発するんですよ。 この行為が犯人のミスを誘うか、それともさらに犯行をエスカレートさせるかは諸刃の剣なんですが、全く尻尾を見せない犯人を捕まえる最終手段と言ってもいいですね。 実際に刑事がこのような行為をしたら、世間では批判を浴びそうやけどそれで犯人が確保されたら賞賛の嵐になるのが今の世の中かな。 犯人からは挑発に答えるように手紙などが送られてくるけど、この手紙が凄いキーポイントになってくるんですよ。 最後に犯人を追いつめていく理由がこの手紙には隠されてました。 警察やマスコミの嫌な部分がたくさん観える映画でした。 評価(3.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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