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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ マイケル・ムーア 「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」のマイケル・ムーア監督が、今度はアメリカの医療保険問題に鋭いメスを入れる社会派ドキュメンタリー。アメリカは先進国の中では唯一、公的な国民皆保険制度を持たない国。国民の健康保険の大半は民間の保険会社に委ねられている。そのため、高い保険料などが障壁となって、実に約4700万人もの国民が無保険の状態にあるという。しかしムーア監督は、営利を追求する民間企業が運営する現在の健康保険の矛盾は、高い保険料を払って加入している大多数のアメリカ国民にこそ深刻な影響を与えていると主張する。本作はそんなアメリカの医療制度が抱える問題点を、他の諸外国との比較や、医療の現場で実際に起きている治療を巡るにわかには信じがたい笑うに笑えない悲惨な事例の数々、さらにはお得意の突撃レポートを通して白日の下にさらすとともに、そうした不条理な事態を引き起こすカラクリとこうした制度を裏で強固に支えている歪んだ構造にも鋭く切れ込んでいく。 このドキュメンタリーを観終わった後、思ったのがアメリカには絶対に住みたくないって事でした。 格差社会と言われてるけど、ここまで格差があると不公平に思えてきますよ。 保険に入ってない男性が中指と薬指を切断してしまい、安く接合出来る薬指だけを接合するシーンは衝撃的でした。 仮に保険に入っていたら中指も助かったんやろうけど、アメリカの保険会社は一筋縄ではいかないんですよね。 何かと理由をつけて保険金を払わないようにするんですよ。 結局優遇されるのは一部の金持ちだけで底辺の人達には少しの怪我が命取りになってしまうのがアメリカという国です。 逆にアメリカが敵視するキューバなどは医療制度が整っていて全ての医療費がタダなんですよね。 これは旅行者にも言えることでキューバで怪我をしても安心して治療が受けられます。 ヨーロッパのフランスやイギリスの医療制度も羨ましいぐらい恵まれています。 その分、消費税などでたくさんの税金を納めてるんやろうけど、それでも医療制度がこれほど充実してるならいいですよ。 今の日本って確実にアメリカの後を追ってるような気がして怖くなりました。 10年後の日本の医療制度って今のアメリカのようになってるのかな。 医療制度を充実するために消費税などを上げるなら文句は言わないのですが、日本の政治家も無駄使いが多すぎです。 結局人の金って意識があるから責任感なく湯水のように税金を使うんでしょうね。 有意義な税金の使い道があるなら国民も文句を言わないはずです。 マイケル・ムーアの映画は、極論って思うところもあるけど、そこまでアメリカの医療制度は崩壊しつつあるって警告になってますよ。 日本人にとっても決して他人事ではないので一度観てみるべきです。 勉強になると思います。 評価(3.6) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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