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カテゴリ:海外文庫
大好評のうちに幕を閉じた翻訳児童文学『ダレン・シャン』全12巻シリーズに続く、著者ダレン・シャン氏の児童文学第2弾『デモナータ』シリーズです。今回の作品は、前作よりさらにパワーアップし、怖さも増しており、みなさんをスリリングな世界に引き込むことになるでしょう。『デモナータ』1幕となる『ロード・ロス』の主人公は、グラブス・グレイディという少年。生意気な口をきいたり、先生や親をからかったりするけれど、心の底では家族をたいせつに思っている少年だ。ところがグラブスの幸せな日々は「悪魔」というおぞましい存在によって、ある日とつぜん断ち切られてしまう。 しかしそれは、グラブスをまちうける苦難の幕あけでしかなかった。 寝る暇を惜しんでまで読んだ【ダレン・シャン】が終わって寂しい思いをしてたけど、遂に作者ダレン・シャン氏の新シリーズが始まりました。 訳者、橋本恵さん 画、田口智子さんの黄金コンビも継続で期待しまくりです。 冒頭からいきなり残酷なシーンがあるのでビックリしたけど、そこからの話の展開は流石って思いました。 中盤から後半にかけては息もつかせぬ攻防があり、これまた寝不足になりました。 今シリーズでも人狼や悪魔などが登場してダレン氏にしか描けない世界を楽しませてくれます。 主人公グラブスや登場人物が凄く魅力的なのも楽しめる要素の一つです。 今巻のキーはチェスなんですが、チェスのルールを知ってるとさらに面白くなります。 日本ではチェスのルールを知ってる人の方が少ないでしょうね。 どちらかといえば将棋の方が日本的ですからね。 私自身チェスのルールは全く知らなかったけど、訳が巧いんで全然苦にならずに楽しめました。 小学館のデモナータのホームページではチェスを詳しく丁重に教えてくれるので勉強してみるのもいいかも。 まだまだこれから先どうなるのか予想がつかないシリーズですが、すぐにでも第2幕を読んでみたいです。 評価(4.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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