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カテゴリ:海外文庫
文庫 597ページ 出版社 講談社 発売日 2002年02月 巨額の煙草訴訟でメーカーに大打撃を与える重要証人を亡き者にすべく、世界でも超一流の暗殺者が雇われた。ボディーガードのアティカスは証人警護の依頼を受けるが、正体不明の殺人者がどんな手段で襲撃してくるか分からない。一瞬たりとも気を抜けない緊張感の中、プロとしての誇りを賭けた闘いが始まる。 アティカス・コディアック・シリーズ第3弾! 前2作でこのシリーズの魅力にハマってしまって、続けざまに読んでしまいました。 1作ごとの間隔があいてないからこそ、この作品の良さを知ることも出来たって思ってます。 度重なる事件で疫病神のレッテルを貼られてるアティカス。 そんなアティカスの元に米国の大手煙草企業に壊滅的な打撃を与える証言を裁判において行おうとしている証人のピューを、世界十指に入る暗殺者の一人(ジョン・ドゥ)から彼を守る依頼がはいります。 今まで依頼を失敗した事がなく、証拠も一切残さないジョン・ドゥとアティカスのチームとの息詰まる攻防がはじまります。 ジョン・ドゥとの攻防も見どころなんですが、それ以外にもアティカスとナタリーやブリジットなどの関係の描き方が良かったです。 個人的には前作で別れた恋人のブリジットの登場シーンがなかったのが残念やけど、次作はブリジットを主人公にした番外編なんで楽しみです。 シリーズものとして主人公を囲む人達のキャラって凄く大切やと思うけど、このシリーズは脇役も名キャラクター揃いで読めば読むほど味の出てくる人達ばかりです。 1冊ごとに、この小説の世界観も広がっていきアティカス以外の人たちの人生も楽しく読めますよ。 ボディーガードとしては一流でも人間としての弱さを兼ね備えてるアティカスは魅力的です。 これが無敵のボディーガードなら映画みたいですからね。 とにかくシリーズをとおして言ってる事やけど、読み出したらどこまでも読み続けてしまう面白さがありました。 かなりオススメの一冊です。 評価(4.7) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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