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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:邦画
2007年 日本 尾上菊之助 黒木瞳 井上真央 麻生久美子 木村多江 瀬戸朝香 ストーリーは、江戸、深川。美しい顔立ちと優しい心を持つ煙草売りの新吉は、ある日街筋で美しい年上の女性と出会い、心奪われる。彼女は三味線の師匠で、身持ちが堅いことで評判の豊志賀。いつもならばどんな男に言い寄られても軽くあしらうはずの豊志賀だったが、新吉とはある夜ついに一線を越えてしまう。しかし、そんな2人の出会いは偶然などではなく、親の代に下総の累ケ淵で起きたある事件と深い因縁で結ばれていた。やがて、嫉妬のあまり心を乱し始めた豊志賀のことを思い、新吉は別れ話を切り出すのだったが…。 最近のホラー映画といえばスプラッター系が多くて飽き飽きしてたんですよ。 ホラー映画にも色々とジャンルがあって、映像で観客を恐怖に引きずり込むのもあれば、展開で怖さを植えつけるのもあります。 この映画は日本に昔から伝わってる幽霊をモチーフにしてたけど、どちらかと言えばお岩さんなどの雰囲気を持ってます。 簡単にいうと女の執念は怖いって事なんですが、死んでも恨みを抱いて愛する男にとりつくって新手のストーカーですよね(笑)。 って笑ってる場合ではないんですが、とにかく黒木瞳が演じる豊志賀の執念が怖いです。 別れ話を切り出されてカッとなって相手を傷つけるって現代ではあるけど、江戸時代では呪ってやるっていうのが捨て台詞やったのかな。 自分以外の女性を愛したら、その女性だけではなく子供までも呪うって性質が悪すぎます。 前半はホラー映画って感じもなく淡々と話は進んでいくけど、一度ホラーの幕を開けてしまったら、そこからの勢いは凄かったですよ。 前半1時間と後半1時間は違う映画を見てるような思えるぐらい切り替わってました。 まぁ~これは前半に伏線を撒き散らして後半に回収するってパターンです。 尾上菊之助ってけっしてハンサムとは思えないのですが、妖艶な雰囲気があって良かったです。 江戸時代の二枚目って彼みたいな顔なんでしょうね。 たまにはこういう古風な展開のホラーもいいなって思いました。 評価(3.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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