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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:邦画
2007年 日本 栗山千明 大杉漣 佐藤めぐみ つぐみ 町本絵里 ストーリーは、ある日、横浜港に到着した巨大コンテナから大量の髪の毛が発見される。そして、その髪の中には少女の遺体が横たわっていた。警察の死体安置所で管理人をする山崎は、美しい髪の毛に異常な執着を抱く奇怪な中年男。彼は、安置されていた少女の遺体から髪の毛を切り取り、その髪でエクステを次々と作っていく。一方、黒髪が美しい美容師の卵・優子は、実の姉が娘に虐待を繰り返すことに心を痛めていた。そんなある日、優子が働く美容室に、山崎が作った美しいエクステが持ち込まれた。やがて、そのエクステを付けた客が次々と怪死してしまう…。 髪の毛が人を襲うって完全なホラーかなって思ってたけど、意外とコメディっぽいシーンもあってホラーコメディになってました。 まぁ~それでも気持ち悪いシーンはきちんとあるんですけどね。 基本的に大量の髪の毛がある時点で気持ち悪いけど、その髪の毛に執着する山崎のキャラがさらに気持ち悪いです。 この山崎を大杉漣が演じてるけど、「ヘア~ヘア~ヘア~♪」って妙に頭に残るような歌をうたったり、物語が進むにつれてどんどんエスカレートしていくのが凄かったです。 彼の怪演があってこその映画でしょうね。 でも全体的な内容はとても誉められた映画ではなかったです。 髪の毛が人を襲うって発想は面白いのですが、気持ち悪さは伝わってきても怖さは全然なかったですよ。 主人公の優子が働く美容院もキャラの濃い人が多いけど、その人達の存在があまりにも軽すぎです。 髪の毛が襲う→美容院って構図やからもっとこの美容師達にスポットライトを当てても良かったのでは・・・。 巨大コンテナから発見された女性の遺体の経緯が描かれてるけど、その経緯があまりにも悲惨で怨念を抱くのは理解出来るけど、その相手を間違えてるやろって思ってしまいました。 自分を傷つけた相手に復讐するなら分かるけど、全く関係のない善良な市民を攻撃するのはお門違いです。 って思ったけど、それだけならホラー映画は成立しないですからね(笑)。 今までのホラーとは一風変わった感じのするホラーやったから好き嫌いはあるやろうけど、あつぼうには微妙な映画でした。 評価(2.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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