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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2008年 アメリカ ジョージ・クルーニー トム・ウィルキンソン ティルダ・スウィントン シドニー・ポラック ストーリーは、ニューヨークの大手法律事務所ケナー・バック&レディーンに所属するマイケル・クレイトン。公に出来ない案件を裏で穏便に処理する“フィクサー”を長年務めている彼は、かつての弁護士職に戻るタイミングを失い、問題山積の私生活でも、ついには従兄弟が抱えた8万ドルにも及ぶ借金を肩代わりする羽目に陥っていた。そんな中、巨大農薬会社U・ノース社に対する3000億円の集団訴訟でU・ノース社の弁護を担当していた同僚のトップ弁護士アーサーが、原告との大詰めの協議の最中、突然服を脱ぎ出すという奇行に出てクライアントを困惑させてしまう。そこで上司から事態の収拾を任されたマイケルだったが、やがてアーサーがU・ノースを敗北に導く決定的証拠を掴んでいることを知ってしまう。一方、U・ノース社の敏腕女性弁護士カレンもこの緊急事態に対処するため秘かに行動を開始するが…。 弁護士事務所に所属しながら“もみ消し屋=フィクサー”として生きる男の苦悩を緊迫感溢れるタッチで描くサスペンススリラー。 この映画の予告を観た時から淡々とした硬派な映画やなって思ってたけど、観終わったらほんまに淡々とした硬派な映画でした。 最後まで観てやっとパズルのピースが全て揃うって感じの映画なんで途中で眠たくなる人もいてると思いますよ。 とにかく前半は退屈って思えるぐらい淡々と展開されるのですが、後半はスリリングな展開になりますよ。 いかにこの前半を眠らずに乗り越える事が出来るかがポイントかな。 都合の悪い事をなかった事にするのがもみ消し屋(フィクサー)なんですが、飲酒で当て逃げした事までもみ消してしまうのは人道的にどうかなって思ってしまいましたよ。 本当にこういう職業があるのか分からないけど、お金さえあれば何でも揉み消してしまえる世の中がこの映画ではありました。 フィクサーというタイトルがついてるから、もっとトラブルを解決するようなシーンがあってもいいのに、ほとんどないのが残念です。 フィクサーは職業として描かれてるので本筋とはイマイチ関係が薄いんですよ。 タイトルだけでレンタルしたら内容が違うのでビックリするかも。 アカデミー賞助演女優賞を獲得したティルダ・スウィントンの演技がこの映画の目玉かな。 彼女はナルニアの白い魔女やコンスタンティンの堕天使ガブリエルなど印象に残るような役が多いので凄く好きなんですよ。 この映画でもジョージ・クルーニーよりもインパクトを残してくれました。 彼女の新作【ベンジャミン・バトン 数奇な人生】も注目です。 そんな彼女が演じる敏腕女性弁護士カレンは勝つためなら手段を選ばないタイプで、相手を殺してでも勝利をものにするような女です。 アメリカの裁判って勝ってこそって流れがあるから勝つためなら手段を選ばない人がいてるのかも。 こういう裁判の陪審員にはなりたくないですよね。 証言させたくないっていう理由だけで殺されたら最悪ですよ。 最後にこの映画を観る時は、睡眠をしっかりとってからにしましょう(笑)。 評価(2.7) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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