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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ ニコール・キッドマン ダコタ・ブルー・リチャーズ サム・エリオット エヴァ・グリーン クリストファー・リー ダニエル・クレイグ ストーリーは、われわれの世界と似ているけど多くの点で異なるパラレルワールドの英国オックスフォード。その世界では人々は、それぞれの心が動物の姿で具現化したダイモンと呼ばれる守護精霊と片時も離れず行動を共にしている。幼い頃に両親を亡くし、オックスフォード大学のジョーダン学寮に暮らす12歳の少女ライラも“パンタライモン”というダイモンと常に一心同体。粗野で好奇心旺盛なライラは周囲の大人を困らせるほど元気いっぱいなお転婆娘。そんな彼女の叔父、アスリエル卿はこの世界を支配する“教権”がひた隠しにするダストと呼ばれる謎の粒子の秘密を解明すべく北の地へと探検に向かう。一方、ロンドン上流社会の実力者コールター夫人は真意を秘してライラへと近づいていく。相前後して、ライラの周囲で子どもたちが行方不明になる事件が相次ぐ。そしてついに親友ロジャーまでもが姿を消してしまう。やがてライラは、多くの子どもたちをさらわれた流浪の部族ジプシャンに窮地を救われ、彼らと共に子どもたちを取り戻すため、学長から手渡された黄金に輝く“真理計”を手に、北の地を目指し危険な旅に出るのだが…。 原作を読んだ時、これは映像化不可能かなって思ったけど最近の技術の進化はこの世界を映像化出来るぐらい進化してるんですね。 【ロード・オブ・ザ・リング】のニューライン・シネマが手がけてるだけあって原作の世界観は大事に再現されてたと思います。 ただ原作で描かれてたダークな部分が修正されていて、かなり子供向けになってましたよ。 例えば白熊のバーニソンが命を賭けて闘うシーンも本当なら、その白い毛が赤く染まるぐらい激しい戦いやのに、この映画ではちょっと切り傷を負う程度の戦いなんですよ。 バーニソンの過去などを考えるとこの戦いって大事やから、原作に忠実にしてほしかったなぁ~。 でも血が飛び散ったりしたらすぐにR指定になるから、それも問題ですね。 ファンタジー大作にしては珍しく上映時間が2時間を切ってるんですよ。 こういう映画は普通3時間近くあるけど、2時間にした事によって原作では詳しく説明されてるダイモンの事などは映画では説明不足って感じます。 細かいシーンがカットされるのは仕方がないけど、ダイモンの事は最初に説明があった方が、原作を読んでない人に対して親切やったのになぁ。 まぁ~時間の問題なんで仕方がないんやろうけど。 この映画は色々なところでコメントされて賛否両論やけど、あつぼうは個人的に気に入ってます。 ファンタジー映画がたくさん作られてる中で、かなり健闘してると思いますよ。 かなりの大金をつぎ込んで作られてるけど、それぐらいの資金力がないとこの映画は作れないですからね。 3部作なんで続編が作られる事を願ってるのですが、アメリカでの興行成績がイマイチやったので作られるのか心配です。 ニューライン・シネマには責任を持って続編を作り上げてほしいです。 ライラ役を一万人のオーディションで勝ち取ったダコタ・ブルー・リチャーズなんですが、あつぼうが原作を読んでる時に描いていたイメージ通りで嬉しかったです。 オーディションまでやってイメージと違う主人公やったら意味がないですよね。 そうそうニコール・キッドマンがコールター婦人を演じるって制作発表で聞いた時は、「え~」って思ったけど映画を観るとさすが大女優!何の違和感もなくコールター婦人になりきってました。 ニコール・キッドマンにはこういうゴージャスな雰囲気が似合います。 評価 (3.7) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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