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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム・カーター アラン・リックマン ティモシー・スポール ストーリーは、19世紀のロンドン。フリート街で理髪店を営み、妻と娘と幸せに暮らすベンジャミン・バーカー。だが彼はある日、妻に横恋慕したターピン判事によって無実の罪で流刑にされてしまう。やがて15年後、脱獄に成功したベンジャミンは“スウィーニー・トッド”と名を変え、街に戻ってくる。しかし、彼の大家でもあるパイ屋の女主人から、妻はターピンに追いつめられた末に自殺し、娘は幽閉されている、という驚愕の事実を知らされる。怒り狂ったスウィーニーはターピンへの復讐のみに生きることを決意。理髪店を再開し、まずは彼の過去を知る客の喉をカミソリで次々に掻き切っていく。またそれらの死体は階下の女主人によって形を変え…。 ジョニー・デップとティム・バートンの名コンビが贈るホラー・ミュージカル。 1997年にもベン・キングスレーが主役で映画化されてるのですが、嫁さんと映画館に観にいったんですよ。 だからこの2作品をついつい較べてしまうのですが、淡々と展開される97年の方が怖さとリアルさは伝わってきました。 本作はティム・バートンが監督って事で妙な美しさがある映画でしたよね。 血しぶきが飛び散るシーンでも色合いが見事でグロさよりも美しさが際立つ映画でした。 この映画をミュージカルにしたのが成功なのか失敗なのか分からないけど、今までにないような映画になったのは確かです。 ミュージカル映画やから仕方がないのですが、ちょっと歌いでぎです。 ここぞってシーンで歌がはじまってしまって拍子抜けする時がありました。 なんでもかんでも歌で表現する必要はなかったのでは? ミュージカルが苦手って人には97年版をオススメします。 それにしてもジョニー・デップをはじめ出演者の歌唱力は見事ですよね。 一昔前なら有名俳優を使って歌のシーンは吹き替えってパターンが多かったけど、最近ではみんな自分の歌唱力で挑戦してるのが評価できます。 演技も巧くて歌唱力もあるって凄く羨ましいです。 理髪店とパイ肉店という最悪の組み合わせが想像を絶する悪夢をスタートさせます。 復讐に燃える男ってここまで冷酷になれるのかなって思ったけど、無実の罪で刑務所にいれられて、その間に愛する妻と娘を奪われたら誰でも復讐しようって気持ちになるでしょうね。 だからトッドの気持ちは理解出来るけど、復讐相手に辿りつくまでにいったい何人の関係ない人を犠牲にしてるのか・・・。 ここらへんが凄く怖かったです。 剃刀で切られる痛さってなんとなく伝わってきますよね。 カッターや包丁で指先を切っただけでも痛いのに、それが喉やから・・・あ~痛! ティム・バートンの世界やジョニー・デップのファンなら楽しめる映画でしょうね。 評価 (3.2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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