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テーマ:DVD映画鑑賞(14213)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ アンジェリーナ・ジョリー ダン・ファターマン ウィル・パットン ストーリーは、共にジャーナリストとして活動し、深い絆で結ばれた夫婦、ダニエル・パールとマリアンヌ・パール。9.11テロの後、2人はアジア各地を取材して回った。そして2002年1月、2人はパキスタンのカラチへとやって来た。ある日、ダニエルは妊娠5ヵ月になるマリアンヌとディナーの約束をして帰国前の最後の取材へと向かった。しかし、彼はそのまま行方不明となってしまう。すぐさま、地元警察を中心にダニエルの捜索が始まるが、ついにそれは、誰もが恐れていた誘拐事件へと発展してしまう。 “ウォールストリート・ジャーナル”の記者ダニエル・パール氏が中東取材中に誘拐・殺害された事件の真相を綴った妻マリアンヌ・パールの手記『マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死』をアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化した社会派ドラマ。 実話を映画化してるだけあって、無理な演出をせずに淡々と描いてるところがリアルでした。 同時多発テロ以降、中東で誘拐されて殺害されたジャーナリストや一般人の方ってたくさんいてるんですよね。 その中には日本人の方もいてたし、殺害シーンをネットやテレビで流して警告するやり方って酷すぎると思います。 パール氏が誘拐された時も危険な地域に足を踏み入れたから自業自得やっていう人もいてたみたいやけど、パール氏のような人がいてないと真実が伝わってこないという事実もあるんですよね。 今でも危険をかえりみずに取材をしてるジャーナリストの方はたくさんいてるけど気をつけてほしいものです。 愛する人がテログループに誘拐されたら絶望的な気分になりますよね。 妻のマリアンヌも当初は絶望的な気分になるけど、夫が生きてると信じて待ち続けます。 捜査をすすめるうちに、パール氏がどこで行方不明になったのか明らかになっていくのですが、事実を知っていくたびに死の影がちらつくんですよ。 パキスタン警察も威信をかけて捜査をしてくれるし、母国の捜査機関も捜査してくれるので次から次へと誘拐の手口が明らかになっていきます。 ジャーナリストを狙ったテロって情報操作をする事によって簡単に出来るのかなって思ってしまいました。 特ダネがほしいジャーナリストの気持ちを逆手にとった誘拐なんですよ。 アンジェリーナ・ジョリーの抑えた演技が凄く良かったです。 どうしても派手なイメージがある彼女ですが、この映画では心身とも疲れきった妻を熱演してました。 彼女が出演してるからこの映画に手がのびたと言っても過言ではないですよ。 『マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死』を読んでみたくなりました。 監督は社会派映画を撮らせたら右に出るものがいてないかもって思えるマイケル・ウィンターボトム。 きっちりと作り上げてるところは流石でした。 評価(3.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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