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テーマ:DVD映画鑑賞(14214)
カテゴリ:邦画
2007年 日本 小栗旬 ユースケ・サンタマリア 小出恵介 塚地武雅 香川照之 ストーリーは、マイナーなグラビアアイドル、如月ミキが焼身自殺を遂げてから1年が過ぎた。彼女のファンサイトでは一周忌のオフ会を開催することに。集まったのは、サイト管理人の家元とサイトの常連、オダ・ユージ、スネーク、安男、いちご娘という5人の男たち。初めて直に顔を合わせた彼らは、ミキの思い出に浸り、自慢話で盛り上がる。明るかったミキの自殺という事実に釈然としない気持ちを持ち続けていた5人。そしてオダ・ユージの“彼女は殺されたんだ”という発言を境に、彼らはミキの死の真相を巡って怒涛の推理を展開していくが…。 日本アカデミー賞で話題賞を受賞した話題作。 既にテレビなどで放映されてたみたいやけど、やっと観る事が出来ました。 脚本の勝利と言えるぐらい見事な脚本でした。 部屋の中で物語が展開されていくのですが、だからこそ5人のキャラが凄く際立ってよかったです。 ネットで知り合いオフ会で初めて顔を会わすのって緊張するんですよね。 ハンドルネームから想像してたとおりの人かどうか気になるし、同じアイドルのファンという事もあって相手には負けたくない気持ちもありますよね。 最初は個性的なファンの集いのような雰囲気があるけど、次から次へと謎が明らかになっていく展開の早さは観ていて退屈しなかったです。 5人の秘密が「え~」って思えるような秘密ばかりで、さらにそれが巧い事絡み合ってるから面白いです。 笑いのツボも押さえてるので所々笑えるシーンがありますよ。 個人的にはオンチな如月ミキの歌が一番笑えました(笑)。 こういう密室系の映画って出演者の演技力が凄く大切ですよね。 場面が変わらないから人物への注目度が高くなるけど、この5人は見事でした。 全然キャラが違う5人のチームプレイは最高でした。 最後に如月ミキが登場するのですが、80年代の売れないアイドルの雰囲気がありました。 オンチで振り付けもムチャクチャなんですが、その映像をバックに真剣にオタダンスを踊ってる5人の熱演には拍手です。 あまり売れてないアイドルを追いかけてこそ本当のファンかもしれないですね。 最後の最後に続編がありそうな雰囲気を出すけど、続編って出来るのかな。 面白い映画こそ続編が失敗する可能性が高いからこのままそっとしておいた方がいいかも。 評価(4.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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