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テーマ:DVD映画鑑賞(14213)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ アダム・サンドラー ドン・チードル ドナルド・サザーランド リブ・タイラー ストーリーは、ニューヨークのマンハッタン。歯科医のアランは、ある日、大学時代のルームメイト、チャーリーを街で見かけ声を掛けるが、彼は気づかずにそのまま去ってしまう。その後、アランは再びチャーリーと遭遇、言葉を交わすが、驚いたことに彼はアランを覚えていなかった。彼は9.11テロで最愛の妻と娘を亡くして以来、すっかり心を閉ざしてしまっていたのだった。そんなチャーリーのことが気がかりでならないアラン。彼自身は歯科医として成功し、美しい妻とかわいい娘2人にも恵まれ、幸せな人生を送っているかに見えたが、実際には公私両面で問題を抱え、苦悩を深めていたのだった。そんな2人は次第に一緒に過ごす時間が多くなり、ニューヨークの街をさまよい昔のように遊び回るようになるのだったが…。 9.11テロで妻子を失い心に深い傷を負って殻に閉じこもってしまった男と、彼の大学時代のルームメイトで仕事も家庭も恵まれた生活を送りながら満たされないものを感じていた男、そんな2人がニューヨークの街で偶然に再会し、再び友情を育んでいく中で、少しずつ互いの心を癒やしていく姿を切なく描いた感動ドラマ。 アダム・サンドラー信者のあつぼうなんですが、彼がこういうシリアスな演技も出来るのを是非この映画を観て知ってほしいです。 妻と娘3人を同時多発テロで失ってしまったチャーリー。 非人道的なテロによって幸せやった家族が一瞬にしていなくなってしまった喪失感。 言葉にするのは簡単やけど、実際にこのテロによって家族を亡くした人がたくさんいてるし、この家族の痛みや喪失感は他人が理解出来るような生ぬるいものではないと思います。 チャーリーのように想像を絶するような悲しみが襲ってくると自分の殻に閉じこもり現実逃避をしてしまうのかな。 思い出したくない出来事を忘れてしまったという自己暗示をかけてるんですよ。 チャーリーを自分に置きかえて考えると、あつぼうは生きていくのすら嫌になってしまいます。 一方アランも公私ともに問題を抱えており、偶然再会したチャーリーの事が気がかりで家族よりもチャーリーを優先します。 アランはチャーリーを精神科医に紹介したりするのですが、思い出したくないチャーリーは非協力的で少しも前に進めないのが観ていて痛々しかったです。 チャーリーの症状はPTSD(心的外傷後ストレス障害)なんですが、最近テレビなどでこの言葉を何度も聞きますよね。 この映画のタイトルにもなってる再会という言葉は、この2人が再会する事によってお互い過去の出来事に前向きに対面し、本来の自分達を取り戻していきます。 アダム・サンドラーとドン・チードルの熱演に何度も涙が出そうになりましたよ。 あのラストは涙なしには観れないです。 今年一番のオススメ映画です。 評価(4.7) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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