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カテゴリ:海外文庫
幼き逃亡者の祈り CIAの優秀な工作員だったイーサン・デッカーは3年前に極秘任務に失敗して以来、最愛の妻とも別れ、世捨て人同然の暮らしを送っていた。そこへ突然、かつて同僚だった女性が二人のいたいけな子供を連れて現れ、この子たちを預かってほしいと頼むなり逃げだず。が、すぐに彼女は無残な射殺体となって発見された。その殺され方を見て、イーサンは3年前の宿敵が再び現れたことを知る。となれば、彼自身だけではなく、二人の子供や別れた妻の命までが危い。しかも、子供たちには恐るべき機密が秘められていた…。 以前あつぼうが紹介した【冷たい指の手品師】のパトリシア・ルーインのノンストップ・サスペンスを紹介したいと思います。 アイリス・ジョハンセンやリサ・ガードナーが絶賛した一冊です。 両者ともあつぼうの大好きな作家なんで、この言葉を信じて読み始めたのですが、想像以上に面白かったです。 作風はアイリス・ジョハンセンによく似ているって感じたけど、オリジナリティもあって一気読みしてしまいました。 登場人物も個性があり、弱さを持ち合わせてるので現実離れもしてなかったし、共感出来る部分もありました。 特に不器用やけど子供や元妻を守ろうとするイーサンのキャラは良かったです。 やっぱりヒロインやそれを助ける謎めいた男のキャラがしっかりしてないと面白さが半減するからこういうところは凄く大切です。 最後の最後まで先の読めない展開は読んでいて凄くハラハラドキドキしました。 あの驚愕のラストに至るまでに、色々なスパイスが散りばめられていてまだまだ読んでいたいって気持ちにさせられました。 久しぶりに一気読みといえるぐらいのスピードで読んだ作品です。 これほど次の作品が待ち遠しい作家も久しぶりです。 評価 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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