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テーマ:DVD映画鑑賞(14214)
カテゴリ:邦画
2008年 日本 岡田准一 宮崎あおい 伊藤淳史 平山あや 塚本高史 西田敏行 三浦友和 ストーリーは、大型台風が接近中の東京。ギャンブルから足が洗えず、借金まみれの末に、ついにオレオレ詐欺に手を染める青年、シンヤ。若かりし頃に売れない芸人・雷太に恋した母・鳴子の恋の軌跡を辿る女性、寿子。25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。大ボラ吹きのカリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、人生を投げ出しダンボール生活を始めたエリートサラリーマン、リュウタロウ。一見、無関係な彼らの人生が、台風の接近と共に不思議な縁に導かれるように次第に交錯していく…。 一大ベストセラーとなった人気お笑い芸人・劇団ひとりの同名連作短編集を映画化したハートフル群像ドラマ。 群像劇って人の言動や行動が絡み合っていくので好きなんです。 この映画も9人の登場人物がそれぞれの人生を歩みながらも最後には絡んでくる展開なんですが、平山あや演じる崖っぷちアイドルと彼女を応援するオタクの話が最終的に絡んでこないのが残念でした。 この話が一番好きなんですが、どう絡んでくるのかって楽しみにしてたら全く別物って感じやったんですよ。 やっぱり群像劇というのは、こういう絡みも楽しみの一つですからね。 この映画の原作にもなった劇団ひとりの本は読んだ事がないのですが、登場人物の個性の描き方は良かったです。 友達にもギャンブルで借金をして苦しい立場に追い込まれた男がいてるので、シンヤという人物は凄く身近に感じました。 今では立ち直ってるけど、パチンコ依存症の時はカードローンや消費者金融のお金を自分のものという感覚で使ってたみたいです。 この映画に登場するシンヤも、会社の仲間がカンパしてくれたお金をパチンコにつぎ込んだりして何もかも見失ってる状態です。 挙句の果てにはオレオレ詐欺にまで手を染めようとするけど、この行為が彼の人生を変えるきっかけとなります。 映画の中なんで出来すぎた話になってしまうけど、人間ってどこで変われるチャンスが落ちてるか分からないものですね。 ちょっと不満があるのは、登場人物達のストーリーが結構平坦なんですよ。 ラスト30分ぐらいでやっとエンジンがかかってくるんですが、それまでに盛り上がりがあれば最後はもっと泣けたかな。 煽り予告などで泣ける映画として宣伝してただけに、ちょっと構えてしまったかも。 宮崎あおいの漫才は結構面白いですよ(笑)。 ベタなボケにベタなツッコミ。古き良き昭和の漫才ですね。 これは暇があれば原作も読んで映画と比較してみたいです。 評価 (3.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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