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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:邦画
2008年 日本 市原隼人 関めぐみ 浅利陽介 三浦春馬 野波麻帆 板尾創路 ストーリーは、人生の目的が見つからず無為な日々を送る中で不安と焦りばかりを募らせている高校生の山本陽介。そんな彼の目の前で、ある時突然、チェーンソーを振り回す不死身の男と制服の美少女・絵理との激しいバトルが繰り広げられる。何が何だか分からないながらも、このチェーンソー男を倒さないと自分たちに希望はない、と悟る陽介。そして絵理を助けるため、彼女と2人でチェーンソー男に立ち向かっていく陽介だったが…。 第5回角川学園小説大賞を受賞した瀧本竜彦の同名ライトノベルを「虹の女神 Rainbow Song」「チェケラッチョ!!」の市原隼人主演で映画化。 チェーンソー男って事でホラー映画と思って観たのですが、これは青春映画でした。 女子高生とチェーンソー男が闘うって唐突な展開なんですが、そこに高校生2人の恋愛を絡めてるので今までにない映画に仕上がってたと思います。 無敵のチェーンソー男と毎晩戦い続けてる絵理を助けようと彼女に接触する陽介やけど、ハッキリ言って邪魔な存在なんですよ。 気が弱いので、あと一歩を踏み出せない今時の高校生にレザーフェイスのようにチェーンソーを持って襲いかかってくる謎の男と闘える訳もなく、ひたすら彼女を応援してるだけなんですが、何度もピンチを乗り越えていく度に二人の絆は深まっていきます。 戦いのシーンはスローモーションを効果的に使って飽きさせないように作ってました。 毎晩・毎晩同じ戦いを見せられたら普通なら飽きてしまうけど、違ったシチュエーションを用いる事で乗り切ってました。 戦いの場所も遊園地やプールなど凝ってましたよ。 絵理と陽介の背景が描かれてるけど、なぜ2人が惹かれあうのか理解出来ますよ。 2人の心の闇の部分がこのチェーンソー男を生んだのかなって思ったけど、それは最後まで観ても分からなかったです。 結局最後まで色々な謎が残ってしまうけど、それは観てる人の想像におまかせしますって感じなんでフランス映画のようなラストでしたよ。 フランス映画も謎を残したままのラストが多いですからね。 謎が残るからって嫌ではなくて、この映画に関してはこの終わり方で良かったと思います。 関めぐみのアクションって及第点でした。 演技はイマイチやけど、アクションは良かったです。 奇想天外なストーリーやけど意外と楽しめた映画でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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