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テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:アメリカ映画
2008年 アメリカ クリント・イーストウッド ビー・ヴァン アーニー・ハー ストーリーは、長年一筋で勤め上げたフォードの工場を引退し、妻にも先立たれた孤独な老人ウォルト・コワルスキー。いまや、彼の暮らす住宅街に昔馴染みは一人もおらず、朝鮮戦争帰還兵の彼が嫌ってやまないアジア人をはじめ外国人であふれる通りを目にしては苦虫をかみつぶし、亡き妻に頼まれたと、しつこく懺悔を勧めてくる若造神父にも悪態をついては追い返す日々。自宅をきれいに手入れしながら、愛犬デイジーと72年製フォード車グラン・トリノを心の友に、お迎えが来るのをただじっと待つ退屈な余生を送っていた。そんなある日、彼が大切にする自慢の庭で、隣に住むモン族の気弱な少年タオと不良少年グループがもみ合っているのを目撃したウォルト。彼らを追い払おうとライフルを手にするが、結果的にタオを助けることに。タオの母親と姉がこれに感謝し、以来何かとお節介を焼き始める。最初は迷惑がるものの、次第に父親のいないタオのことを気に掛けるようになるウォルトだったが…。 ムチャクチャ前評判のいい映画やったので、GWの映画はこれに決まりと思って観て来ました。 これは観て良かったって思えるぐらい素晴らしい映画でしたよ。 さすがイーストウッドって感じなんですが、彼の体は衰えを隠しきれないぐらい痛々しいので全盛期を知ってるファンにとっては少し寂しい彼の姿です。 まぁ~彼にとって最後の出演作とまで言われてるので、この映画が彼の姿を観る最後の機会なんかな。 映画が始まった時のウォルトって偏屈オヤジそのもので、隣近所に住む住人にすら心を開かないオッサンです。 特に隣に住むモン族の家族の事は朝鮮戦争の過去もあり、関わりを避けてます。 そんなウォルトにとって転機になるのが、モン族のタオの存在。 不良に絡まれたりして頼りない彼を何かと面倒を見てるうちに、いつの間にか彼の心にも変化があらわれ、次第にモン族の家族と打ち解けていきます。 最初のウォルトからでは考えれないぐらいタオの世話をしたりするのですが、タオの従兄弟の不良グループはそれを良しとしないんですよね。 人生って軌道に乗ると邪魔が入るってパターンです。 とにかくこのウォルトは口が悪いんですが、常連の散髪屋での会話がスレスレの会話で知らない人が言ったら銃で撃たれるでって思うような内容の会話でした。 これが男の会話といってタオにもマネさせようとするのが面白かったです。 人種をこえた交流って本当に素晴らしいって実感させてくれる映画です。 ラストは賛否両論やろうけど、あつぼうはこのラストが好きですよ。 イーストウッドお得意の西部劇を思い出させてくれるのがいいですね。 評価(4.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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