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カテゴリ:海外文庫
ミッドナイターズ(3) 「真夜中」がじわじわと“ふつうの時間”を襲いはじめた。不気味なダークリングたちが待ちわびるものとは…?人間はエサにされるのか?だれかがこの悪夢をとめなければ―ミッドナイターたちに決断のときがせまっていた。 最終巻にしてついにブルータイムが突然昼間に生じてしまいます。 これまで真夜中の1時間だけのブルータイムに亀裂が広がってきてる事と何か関係が。 その亀裂の中ではミッドナイター以外の普通の人間が凍りつく事もなく動いています。 当然動いてる人間はダークリングの餌となってしまうのでミッドナイター達は助けようとするけど、これ以上亀裂が広がって動く人間が増えると全員を助ける事など到底不可能になります。 前作でハーフリングとなって以来、ダークリングの闇の記憶を持つ事になったレックスは、時々激しい衝動にかられて闇に支配されそうになるけど、幼馴染でもあるメリッサの協力で何とか踏ん張っています。 ジェシカとジョナサンのカップルもお互いの気持ちを大切にし成長していきます。 そして数学に強いデス!彼女の存在ってこの物語には欠かせないですよ。 彼女が解き明かしたダークリング達の恐ろしい陰謀は、想像を絶します。 1作目の時は個人プレーに走ってたミッドナイター達も、この最大の危機に自分の身を犠牲にしてでもって気持ちでチームプレイに徹します。 ダークリング達がジェシカを恐れてた本当の意味も分かるし、その意味を理解したジェシカの勇気と行動は凄いですよ。 最後は少し切ないけれど、大人のファンタジーと考えればこういうのもありかな。 評価(4.0) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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