2011年9月29日(木)
私は朝5時からジョギングをしていました。するといわゆる
出会い頭というやつで、二人乗りの原付に曳かれそうに
なりました。私は練習しているドリブルの要領で咄嗟に
身を翻して、難を逃れました。私にドリブルの身のこなしが
なかったなら確実に衝突していたでしょう。
それはノーヘルで原付に二人乗りする2人が2組でした。
しかも、その直後には赤色灯を回転させたパトカーが
追いかけていたのです。4人はケラケラと笑い声を立てて
いました。後ろ姿を観ると、ナンバープレートは上に
はねあげていました。つまりは最初からパトカーとの
追いかけっこを想定していて楽しんでいるのでしょう。
私はこの少年達の行く末が不安でなりませんでした。
だってこんな愉快犯の少年達は映画の世界ではみんな
悲惨な末路をたどるのです。私は祈らずにはいられません
でした。
私の高校のクラスメイトは無免許運転を繰り返して
いました。そして電柱に衝突して帰らぬ人となりました。
彼は非行少年だったけれど、僕にも他のクラスメイトにも
必要な存在でした。彼が他の不良達を統制していて
クラス内にもめごとはほとんどなかったんです。
しかし、彼の不幸後、クラスは荒れました。誰も止める
人間がいなくなり、彼に気に入られていた私は、不良達の
嫌がらせの的となったのです。この世に不要な人間なんて
一人もいないんです。
今朝みかけた少年達の行く末を祈らずにはいられません。
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