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カテゴリ:ゲームっ子日記
名作ゲームレビュー「龍が如く of the end」
漢(おとこ)の中の漢、桐生一馬の番外編第2弾です。 ★グラフィック★は、シリーズを通して練り上げられてきた 神室町の街並みは実に精細でリアル、いい感じです。 ゾンビや主人公達の絵もよく描けていて高精度のリアル描写が 時に恐ろしくさえありますね。 ★シナリオ★は、今回は番外編と言うことで、しかもSFの ゾンビでシューティングといつもと全然違う仕様なので、物語 としては、いつもの感覚で入った方は肩すかしをくらうこと でしょう。いつものキャラ達がいつもと同じ場所ではあるけれど 全然違う世界観の中で、いつもとは違う戦いを繰り広げるのです。 物語としては少しテーマ性や重厚感が物足りない感じで、 少々強引にゾンビの世界にいつものキャラ達を連れて行った 印象で、やっつけ仕事といわれても仕方ないかもしれません。 サブストーリーは4人の主人公に各15話で計60話。 話数としてはいつものシリーズより少ないのですが、隔離 エリアへ往復することなどを考えれば、各話のボリュームは いつもより重厚ですよ。 ★キャラクター★は、今までのシリーズで一番魅力的な4人を 連れてきた感じなだけに、かなり素敵ですが、4人のキャラを 活かすような物語にはあまりなっていないのかな、なんて感じました。 戦い方が前作「4」とは違いバリエーションがないのです。 しかし、これはこの4人を使っての番外編であり、キャラゲー としては成立していると思いました。 相変わらず女性キャラの影が薄くて、キャバ嬢など、シリーズを 通してみると次第に可愛くなくなってきている感じがしました。 狭山薫のことが郷田編でしばしば出てきて、もしかして登場 かと期待しましたが噂だけでがっかり。思えば狭山以外には 今まで印象深い女性キャラはいなかったと思うので、ぜひまた 狭山の再登場を願うところです。 ★サウンド★は、場面場面にあった効果音、BGMでちゃんと 演出されていたと思いますが、なんだか普通な印象で、特に あれが良かったと思い返される音は無かったです。 ただ相変わらず本職の声優さん達はいい仕事をされていて 安心して聴けましたね。どうしても顔出しの役者さんの存在感が 残念な気がしてならないです。 ★システム★は、いつものメインストーリーを進めながら 合間合間でサブストーリーを解決して、その経験値でキャラを 成長させて、メインを有利に進めるというパターン通りです。 そしてそのメインとサブの物語でもらった資金でミニゲームや キャバクラなどを遊ぶというものです。 いつもとは違うガンシューティングで、照準がかなり容易に 合うので、シューティング苦手という方にも簡単に馴染める でしょう。もちろん難易度設定があるので、各々自分向けの 楽しみ方ができるのです。 そしてゾンビと戦う場所は隔離エリアとなっていて、汚染された 地域は完全に別世界で、いつもの神室町が全然違う印象と なっています。移動もかなり特殊で、おそらく前作で出てきた 屋上エリアや地下エリアなどの仕様を活かすためのゾンビと いう設定にしたのではないかと推測します。 ★はまり度★は、最初は操作性に違和感を感じますが、 慣れるとなんの問題もありません。むしろ快適に進められます。 最後の方の桐生のエピソードの頃にはちょっとした無敵状態で 非常に楽しくクリアーしたのが残念でまだ続けたい~という 気持ちになりました。もっともノーマルモードでの話ですが。 相棒との共闘もかなり使いやすく特にキャバ嬢の相棒が ルックスも声も可愛いので重用していました。 ★面白さ★は、前半は面食らうし慣れない操作に戸惑いますが 後半になるとかなり夢中になって銃を連射しているでしょう。 銃の改造などやり込み要素もいつも通りあってそれもとても楽しめ ました。 やはりこのゲームの面白さは撃ちまくる倒しまくることでしょう。 遠くから照準を合わせてボスキャラが近づいてくる前に連射して 倒すのなんて快感です。 あと真島の話がかなり面白いですね。いつもの真島のぶっ飛んだ 性格が、この物語によく発揮されていて、結末は爆笑しました。 ★総合★ ゾンビと隔離エリア、その二つが大きな要素であり 私はその設定には成功していて、とても楽しめるものになって いると思います。一回一回サブストーリーの度に地下の隔離エリアに 潜らないといけなかったりするのですが、しかしだから主人公の 成長も早く感じて嬉しいですよ。隔離エリアの存在のお陰でいつもの 神室町なのに全然違う場所みたいになっているのです。だから 同じ場所なのに違うゲームとしてプレイできるのです。 途中でレベルMAXになってしまい、経験値が入らなくなった のがむしろとても残念でした。まあそれはいつものことですけど。 ロードが長いと悪評紛々たる状況になっていますが、それは 敵キャラの数の多さを考えれば仕方ないのではないかと 思いました。いつもなら同時に出現する敵キャラは数人程度 ですが、今回は数十人いますからね。 とにかく、これはいつもの「龍が如く」という固定観念を 捨ててやらないと楽しめません。今まではああだったこうだった なんて比較するのは間違いです。あくまでもいつもとは違う キャラゲーのゾンビ・ガンシューティングだと割り切る必要が あるでしょう。 ★グラフィック ★★★★★ ★シナリオ ★★★☆☆ ★キャラクター ★★★☆☆ ★サウンド ★★★★☆ ★システム ★★★★★ ★はまり度 ★★★★★ ★面白さ ★★★★★ ★総合 ★★★★☆
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最終更新日
2013年03月04日 15時06分57秒
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