タイトル曲「メロンジュース」
この曲の主人公は女の子なんですね。そして毎朝の通学の電車の中で
出会う男の子に恋をしているんです。でもその想いはなかなか告げられない。
そんな若さに溢れた元気いっぱいな気持ちをアップテンポで活きの良い
メロディーに乗せて、でも切なさもいっぱい詰め込んで歌い込んでいます。
甘くて切なくて、涙の色をしている、そんなイメージでのメロンジュース
なのかもしれないですね。とっても素敵で何度も繰り返し聴いて口ずさみ
たくなる名曲です。

カップリング曲の「そこで何を考えるか？」は、たぶん秋元先生が
メンバー達が落ち込んだ時のために書かれた曲なんだと思います。
選ばれなかった時の悲しみや、順位が落ちたときの憔悴を励ます愛に
溢れた言葉の数々です。私はこれを聴いて、いつか、さっしーが1位
から落ちたときのために書かれたのかなって最初に思いました。そして
研究生の子が研究生公演の初日に選ばれなかったことを悲しむ書き込みを
しているのを読んだときに、ああ、あの曲はメンバーみんなのために
書かれたんだなって納得したんです。また一般人にもダメだった時の
励ましの歌として聴けるんですね。

タイプＡカップリング「希望の海流」は、穏やかな印象の割に曲の
テンポはいい、聴きやすい曲ですね。歌詞もまた励ましの歌で希望を
諦めるなって歌い上げています。「低い確率、諦める理由にするなよ」
その一文にこの歌のすべてが込められているのかもしれません。
ガラス瓶に願いを込めて海に流すということを、運命を天に託して
自分も諦めず精一杯頑張ることに例えているのです。

タイプＢカップリング「泥のメトロノーム」は最初に聴いた時は
変な曲だと思ったんです。なんだか疲れ切って救いがないような。
でも、これはそんな疲れ切った時に聴くときっと共感して救われた
想いがする曲なんじゃないかと思います。ぼろぼろになったと感じる
くらいに疲れてしまった時にこの曲に共感して不思議と元気を
もらうメンバーさんも結構いそうな気がしますね。

タイプＣカップリング「波音のオルゴール」は過ぎ去った夏の海での
恋を懐かしみ、寂しさを噛みしめるという切ない歌です。穏やかで
優しさに溢れたメロディーに包まれて聴いていると、恋が終わった
寂しさ、恋に恋する女の子の寂しさなんかを癒してくれそうですね。

劇場版カップリング「天文部の事情」は、年上の好きな人への
届かない想いを、遠い天体に例えて、切ない恋の気持ちを夜の星空に
託したロマンチックな歌詞です。曲調もテンポがいいのに穏やかな
感じでとても素敵ですね。

今回のシングル、穏やかな励ましの歌が多くて癒されますね。

「メロンジュース　Ｍｕｓｉｃ　Ｖｉｄｅｏ」
ライブでの映像に一人一人のアップの映像を挟んだなかなか観甲斐の
あるビジュアルです。元気いっぱい可愛い子満載ですね。

「希望の海流　Ｍｕｓｉｃ　Ｖｉｄｅｏ」
あまくち姫のメンバーがツケミミをつけて、不思議ちゃんになって
います。主役が宮脇咲良ちゃんという設定ですが、ちゃんと偏らずに
みんな映っていますよ。

「泥のメトロノーム　Ｍｕｓｉｃ　Ｖｉｄｅｏ」
一番印象的だったのは、指原莉乃ちゃんと森保まどかちゃんの
つかみあいの大げんか（笑）大騒動の挙げ句にみんなで嵐の中、
運動場に出てみんなでびしょ濡れで歌って踊る、すさまじい映像です。

特典映像「夏休み自由研究課題」
ほぼ全員のメンバーが一人５～１０分前後ずつ時間をもらって
自由に制作した映像作品集です。ＨＫＴには個性的で可愛らしく
面白い子が揃っていることがよくわかります。

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