この本はAKB48選抜総選挙を題材にして、そこから学ぼうという
内容で、何について活かそうとしているかというと読者さんの
私生活や国政選挙、AKBの総選挙でメンバーもっとこうすれば
など多岐にわたって教訓を得ようというものです。
この本を読むことで国の選挙に興味の無かった若い方は
多少難しく理解するのにハードルも高いかもしれませんが
国政選挙の制度としての現状、課題、AKBの総選挙から
こういうところを採り入れたらいい、ということなど
理解できると思います。
また年配の方はその国の選挙とAKBの選挙との比較から
AKB総選挙という若者文化について理解しやすいだろうと
思われます。
AKBの戦略や姿勢から学ぶと言うことが主旨なので
著者さんの選挙プランナーという高い視点から見たAKBの
良さがたくさん書かれていて、それだけでも読んでいて
嬉しいですし、それを自分のことに応用しようという
記述は実に勉強になりますよ。
また最後の方に著者さん自身がAKBメンバーを総選挙で
指導するならどうするかと書かれていて、それは私たち
ファンにとっても参考になる推しメンの応援戦略として
使えると感じましたね。
私はこれを読んでまず、次の選抜総選挙において自分が
どう挑むかというのが腹が決められました。質の高い
内容の濃い一冊ですよ。