反抗期の「イヤ」は単純な「イヤ」じゃない。
　『今は嫌だけど、遊び終わったらいいよ。』
　『ママに言われるのは嫌だけど、自分からならいいよ。』
　『これは嫌いだけど、あれならいいよ。』

同じ嫌でもいろんな意味の嫌。

それを言葉にできないから本人はもどかしいのだ。

でもママにしたら、
ママのすべてを受け入れてもらっていないようで
反抗期はママにとって辛いものとなる。

だけど、ママが『嫌』なんじゃなくて、

いろんな意味を込めての嫌なんだよね。

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朝から嫌、嫌、嫌とキィキィ泣き続ける息子に
途方にくれて
昨日は、しばし母に預けてママじゃない私の時間をもらえた。

お昼は旦那さんと息子とは行けないオシャレなパスタ屋さんへ。
その後はゆっくりと別々に(笑)1人の時間を満喫しようとお出かけ。

旦那さんもまた
反抗期の息子を持て余している私のかわりに
休みの度に自分の時間を後回しにしてお世話をしていたのだ。

久しぶりの個々の時間。ゆっくりと流れる時間に
同じ一日とは思えない開放感。

たまたま立ち寄った場所でおばあちゃんに話しかけられ
なんだか切り上げられずに30分も長話をした。

いつもなら時間もないのだけれど、
あてもなくフラフラしつつ、
妊婦なのでゆっくり休んでいたところ
お付き合いすることに。

何となく離れられず
おばあちゃんの子育ての話を聞いていた。

不思議と何かしらの縁だと思って聞いているうちに
ちょうど今、大変な反抗期の息子をかかえている私に
そっと背中を後押ししてくれているような、
そんな気になって目頭が熱くなった。

こんな大変な時期もあっという間なんだ…

延々と続く泥沼の子育てのように思っていたけれど
ちっぽけなことで悩んでいるような気になって
明るい気持ちでおばあちゃんの背を後にした。

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今朝は掃除したクーラーを起動したことで
（とはいえ、私1人毛布に包まっていたのだが）
お腹が痛くて寝れず
一層のこと起きちゃえ…と4時ごろから起きていた。

暇なので本を読んでいたら
なんだか目が覚めるような文章に
心躍らされて、一気に読み上げてしまった。

その本は新聞の広告を見て購入し、
そのまま読んで当時は感動していたはずだったのに
時間が経って、何が書いてあるのか忘れていて
また読みたいなぁ～と思っていたので
リビングに出していた本だった。

「恋するように子育てしよう！」著　河原ノリエ
　－ちょっぴりややこしい子とあなたが幸せになるために－




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私にとって初めての子育ては一筋縄ではいかず、
育児書通りのにこやかな赤ちゃんというよりは
常に気難しい顔をして号泣している息子と向き合ってきた。

時折見せる笑顔に救われて、
毎日必死で突っ走ってきた一年でもある。

熱を出した、人見知りが激しすぎる、ベビーカーに乗ってくれない、
常に抱っこ、後追いが激しい、延々と泣いている、昼寝をしない…など
一つ一つ似た症状はあっても全く同じ赤ちゃんなんていなくて
この子にとって一番良い子育ては何なんだろう？と
常に悩んできた気がする。

あんな母親になりたい、こんな母親になりたいと理想はかかげても
スマートな子育てなんてできやしないほど
実際の子育てはハードで、
息子を通して見える自分の器の無さや欠点だけが浮き彫りになって
自信喪失することもしばしば。

ことに、反抗期になってからは
1時間近く泣いていても、抱っこも嫌がる息子に施しようが無く
自分の母親としての技量を疑うまでに。

どうしてうちの子はこんなにやりにくいんだろう。

何度思ったことか。
他人の芝生は良く見えるとはいうけれど、
自分の子を色眼鏡で見たとしても「本当に大変」なんだけど…

でもこれは間違っているんだよね。
誰かと比較しても仕方がない。
唯一無二のかけがえのない息子なんだもの。

『いまというときを今として生きることはもっと大切。
　自分でこの子と真剣に向きあった時間があったことが
　その後の親子の山あり谷ありの人生を支える。』

恋するように子育てしようの著書で
この文章を見たとき、
私が誇れるのはコレだ！と思えた。

自分自身の母親としての技量は
まだまだ半人前で、
素敵な子育てやってます、なんて言えたものじゃない。

だけど、自分の息子には誰よりも一番真剣に向き合っているって気づいた。
それが正しいとか間違っているとかわからないけれど、
一生懸命どうしたらいいのか、考えつつ実行しつつ
手探りで一緒に大きくなってきていると思う。

もしかしたら、すごく手のかからない赤ちゃんだったら
一生懸命ここまで考えなかったかも。

どうして泣いているのか、どうして嫌がるのか、
一生懸命息子の気持ちを考えて
あの手この手で頑張ってきたじゃない、、、
なんだかそう思ったら、この先も頑張れそう…

反抗期なんてぶっとばせって気持ちになる。

昨日今日となんだか普段ではしなかっただろうことが
不思議と縁あって、自分の中に響いてきたものがあった。
それを書き留めていないと、きっと忘れちゃうから…

いいことも悪いこともすぐに忘れる私なのだ。

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