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2008.12.14
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中学のスポーツクラブ活動についての私の考えたこと。

今はもう高校を卒業した長男が中学生時代に、
バスケットボールのクラブ活動をしていたことがある。
そのときの指導教諭が、コーチングを知っていたら
どう変化があったのだろうと思うことがある。

元日ハムのヘッドコーチだった白井一幸氏のブログを
拝見することがあるが、
僕の当時の考え方は間違っていなかったのではないかと
改めて思った。

当時、考えていた内容を
再録してみる。

1、何のために中学校の課外授業で、スポーツをするのか?

それは、私は、「生涯スポーツとしての経験の場」であると思う。
中学校で経験した、スポーツは、一生思い出になるものだ。

2、中学校でのスポーツは、第一目的は「優勝すること」ではないと仮説を立て考えてみる。

3、学業が優先されることを前提に
クラブ活動としての中学校スポーツは存在している。

4、もし目的が「優勝すること」だとすれば、そこに多くの障害、矛盾が起きる。

5、中学生の生活のあり方として、まったく違う観点からの発想をするようにしたい。

6、理由として、今の中学スポーツでは「優勝すること」から導かれる弊害が大きいこと。

7、中学時代は、“誰もが普通の能力を持っている子供”ということを前提に、
集団指導はなされるべきで、だから中学時代の教育として価値が生まれるのだ。

8、学校スポーツの経験は、苦しいことよりも楽しいことを優先し、
持続すること、継続することの価値をみいだしたい。

9、一方、スポーツは楽しいことであるべきだが、
ただ単に遊びとしてのスポーツではなく、勝つことの楽しさ、
そのための努力の価値がわかる意味での
楽しさの経験をすることの気づきを与える場にしてほしい。

10、練習では、耐えねばならない、苦しいこと、
乗り越えなければならない経験は多く、
それを経て初めて喜びや楽しさも分かるようになることは明確だろう。

11、しかし、罵声を浴びせたい、バツのかたちで走らせたり、
腕立て伏せやリピート練習を、監督や大人の指導者が指示命令し、
無理強いをして、子供達が気づくというものではない。

12、運動能力や、技術(スキル)が、出来る、出来ないで、
子供を差別してはならない。

13、一つのスキルを身につけるために、ひとりひとりの子供の目標をよく見て、
彼が、進歩したら認め、承認してほしい。

14、すでに出来る子は、さらに高い目標を目指し、努力させ、それを認めてあげたい。

15、他校と比較しどうであるかという競争ではなく、
自分の学校で、このスポーツをやっていたということが、
一生のよい経験になるように指導方針はあってほしい。

16、上手な子供と、下手な子供の、扱いに差別があってはならない。
具体的には試合の経験が、出来る出来ないで決められてはならない。

17、子供たちに、それぞれの役割を持ち、専任であるより
持ち回りで平等に体験するようにすれば、
練習後の後片付けをしないで中退することにひけ目を感じなくてすむこともあろう。

18、保護者たちの負担について、土曜や日曜祝日のたびに、
試合だ、会合だと、保護者の関与がなくては出来ない活動は
極力少なくするべきである。

19、もし、負担を要請する事態があれば、子供たちの保護者にとっても
平等で負担間のない、むしろ参加するの価値を積極的に見出せるシステムを
模索できないものだろうか。

20、保護者のボランティアだけを求める時代ではない。

21、土日は、上手下手に限らずどの家族にとっても、
子供の応援、試合見物を楽しみに出来る日であるとよい。

22、また、子供たちも、それぞれで自分の時間を持っており、
別な興味、別な勉強を予定したり、習い事、塾それぞれの都合があり、
学校スポーツが生活の全てではない。

23、勝っても負けても、その試合の経験は、各子供にとって
同じものになるように配慮されはじめて、学校スポーツの意義がある。

24、「優勝することを目的」にした場合、
そこには、単に教育目的以外の、学校のPR、指導者の名声など、
本来は副次的産物であるはずのものが大手を振って、目的化してしまっている現状を
おかしいと思う人は少なくない。

25、義務教育の範囲である中学校でのスポーツ活動に、
いかに多くのゆがみが生じているという現実をしっかりと受け止め、
過去、多くの子供あるいは、真摯な指導教師をスポイルしてきたか、
よく考える必要がある。

以上、中学校スポーツの目的は、「優勝することではない」という意見である。
当初、「勝つことではない」と主張しようと思った。
しかし、「勝つこと」から来る快感、喜びを無視しているのではない。
すると、「勝つこと」へのこだわりが弊害だとすると
優勝するというその先の目標が、
弊害になるのではと思えてきた。

「優勝すること」は「勝ち続けること」の結果である。
それは結果として、
「負けること」の価値を認めなくなって行くのではないか、
と思ったからである。

最初から負けることが分かっていても
やらなくてはならない、
チャレンジしなくてはならない
ゲームもあるだろう。
そのとき、勝つことを目的としていたら
そのゲームの価値は
伝わらないまま、に終わらないだろうか。

若いときに、「負けること」は「勝つこと」より劣るとは思わない。
優勝することを目指したとき、「勝つこと」にこだわるという過ちが、
中学校スポーツの形をゆがめているのではと感じたのである。

中学校の全てが「優勝すること」すなわち、「勝ち続ける」ことを目的としたら
中学時代のスポーツすることの価値は
多くの若い人にとって、楽しい明るいものから
暗く、重い、つらいものになってしまうだろう。


お読みになった方の、
ご意見をお考えをお聞かせいただきたい。

なお、白井氏のHPはココから
http://shirai90.ashita-sanuki.jp/e55845.html






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最終更新日  2008.12.14 16:59:53
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