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カテゴリ:私の考えるコーチングは‥
日本ファシリテーション協会九州支部の定例会がご縁で
出会った地元電力会社のS氏から依頼されて、 彼の主催する社内勉強会「プチワークショップ」で、 コーチングに関するミニ講座を担当した。 タイトルは、「元気が生まれるコミュニケーション」とし、 コーチングの”さわり”の紹介をした。 この勉強会は、S氏が社内の有志を募って 昨年5月にスタートし、 昨夜の12日は、 ちょうど12回目とのことだった。 S氏からこの勉強会にいつも案内をいただいてきており スケジュールが合えば参加している。 S氏の多様な人脈で、色々なゲストスピーカーがこられて そのつど、気づきや情報面でも収穫のある 大変ありがたい、学びと出会いの場でもあった。 「シナリオシンキング」という本を書いておられる 西村行巧氏には この勉強会で、お目にかかり、 本を読む、きっかけになった。 著者を最初に知ってから 本を読むのは、中々よいものなのだ。 さて今回は、 2時間の中で、僕に与えられた時間は正味1時間ちょっと。 ウーン、どこまでワークが紹介できるかなと思いつつ、 「コーチングのさわり」という 配布用のテキストも一応用意した。 内容は、 僕がこれまで自主開催で実施するセミナーの 「コーチング基礎入門」の パワーポイントにして約120カットのシートから 20枚程度を抜粋して作成したものだ。 基本情報として、3大スキルとされる、「傾聴」「承認」「質問」 と共に、その大前提である、「ラポールの形成」に話のベースを 置いて、シートを抜粋し作成、準備した。 S氏が、司会をスタート、 紹介を受けて、最初のコーチングを知ったときのこと、 コーチングの、「あなたの中に、答えはある」という言葉が 会社を辞めてフリーアナウンサーとしてスタートした直後の僕に 大変ヒットしたという出会いをご紹介。 インターネットのこの楽天のブログでのやり取りが発端で ”私は人の話を聞くのが仕事です、コーチです。” という福岡の女性コーチとの出会いの話も 久しぶりにすることにもなった。 S氏からの質問を受けてしばらくは 問答風だったのだが途中から いつもの癖で、 ホワイトボードを使って、コーチングの仕組みを 書き出してしまった。 特に伝えたかったのは「ラポール」についてだった。 人は、その人に「ラポール」を感じなければ 良好なコミュニケーションは成立しない、その上で 初めてコーチングというコミュニケーションが成立するとお話した。 他者との良好な関係つくりのための 「安心や信頼の形成」、 環境つくりのための、 「場の安全の保障」に配慮すること。 ラポールは、意識して作ることが可能でもあると その具体的設定法を ロールプレーを交えて参加者の方に 実感体感の場にした。 参加者は、25人、女性も7,8人 大学生も3人参加しており、 外部参加の方が多かったのが今回の特徴とは S氏の言。 短い時間で、 「傾聴」、「承認」を いくつかのワークで実感していただいた。 「質問」については、 「なぜ?」という疑問符の聞き方は その対象が「物・事」については、大変強い考えへの促しになるが 「人」についてとなると、 ”なぜあなたは?”と質問されると 人はつらい、 詰問となる、攻撃的設問になりやすいので注意。 その場合は「何」と 「WHAT」に置き換えて できない理由は何?と 質問すると、場を共有でき その人は傷つかないですむ。 コミュニケーションは、 ちょっとした言葉の使い方で その場は変化する。 そのためには 上から目線を戒める決意が 必要なのではないかと 話をした。 S氏から、 「鮫島さんは、どうして コーチングやファシリテーションを仕事にしたの?」 と問われてしまった。 それは、「世界平和のために!」 とついつい、大きく言ってしまった。 小さく言うと 仲のよくない2人が、 鮫島が仲に入ったら、仲良くなった、 というのが 自分の役割になると嬉しいということなのだと 説明した。 コーチングはコミュニケーションのひとつ、 コミュニケーションとは、伝えあうこと 伝え方へのいろいろな工夫が 「コーチング」という名前がついているのでは と、最近は、シンプルに捉えてはじめている。 大阪の友人コーチの1人が ”その人の“価値観”や“人生観”を大切にして その人が自分らしく生きるための “未来への選択肢”を 一緒に創る対話型コミュニケーション” と書いていたが 改めてそれをかみしめる時間にもなった。 このような、「コーチングの紹介」セミナー、 5月22日(金)に東京で、 第3回「コミュニケーション・ワークinA」 として 港区麻布の飯倉福祉会館で開催をする。 関心、興味があれば ぜひご参加、お問い合わせをどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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