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カテゴリ:考えること、思うこと、感じること
先日といっても4月の下旬、
西部劇の「ワーロック」をNHKのBS2でやっていた。 HDDに録画をしていたのを 深夜にチェック中、なんとなく、見始めてしまった。 そしてすっかり最後まで‥。 翌日の朝のコーチングの予定がないとなると こんないい加減な生活ができるのが フリーランス!の特典だあ、と開き直っているけど。 ちょっとチェックのつもりだったのだが 出だしから目を話せない展開。 いかにも悪役といった面構えの数人の騎馬カウボーイたちが 荒野から、街を見下ろし、 街中へ下りて、狼藉をする。 街の人々は、保安官以下 全く、抵抗できず、 頼りのはずの保安官は 意気地なく追い出される。 その狼藉組の中に混じっている ウイドマーク。 おとなしそうであるが、 首領格の悪漢を ちょっとやりすぎと、いさめたりする。 街の人たちは、新しい保安官を雇おうと住民会議をひらく。 まさにファシリテーションだ。 分別くさいお年寄りが、 もっともいな、意見を言うだけは言うが ちっとも説得力がなく実効性がない。 さて、どうなるのかな? とついつい、見続けていく。 ストーリーもちょっと不思議なつくりで 単純な勧善懲悪でもなく ”へー「ワーロック」とはこんな映画だったのか” と思った。 タイトルだけは 西部劇の名作として、 頭には入っていたなつかしの洋画。 1960年代の中高校生の頃、 岡俊夫氏の「西部劇入門」という本は愛読書だったし 双葉十三郎氏あたりが 「映画の友」とか「スクリーン」とかに 当時の封切り映画をいち早く紹介、評論していた。 リチャード・ウイドマーク、 ヘンリー・フォンダ、 アンソニー・クイーン、 の当時の個性派3大スター競演 てっきり主演はネームバリューで 保安官役のヘンリー・フォンダの映画だとおもっていたら 主演は、タイトルでの扱いから 悪漢の仲間の1人、ウイドマークなんですね。 女優陣も、渋い。 鉄火場の女、西部劇編と言った按配で、 ドロレス・マイケルズ、ドロシーマローンというお2人がでています。 お2人とも、それほど有名な女優だったとは 思わないけど、名前はなんとなく記憶にある。 そして、古き良き?アメリカで けなげに必死できている女性を、好演。 彼女たちの演じる役が、 女1人の未亡人でも 市民の1人でも 男社会の、 劇では男主役ばかりとおもうのアノ時代の西部でも、 実は女はも自己主張をしているんだ、 と、役回りの設定に驚く。 「風とともに去りぬ」の、スカーレットのビビアン・りーだけでなく アメリカ開拓史の時代は、女も必死で生きている それを、さりげなく、西部劇でも描いているんだなあ。 昔の映画、”タイトルだけ知っていた”ものを 思いがけず見てしまった。 そして、そういえばまだまだだそんな映画は 無尽蔵だなあ、 と思うのである。 そんな感慨と新たな発見も この年代になってこそに感じる。 皆様も タイトルだけ知っていて 内容は見てない、 でもなんとなく知っているという映画 ありませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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