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最近あまり書いてなかったのだが、
昔話から。 1960年、昭和35年くらいの話。 当時、電通が子会社の電通映画社に制作をさせた 最初の「テレビ映画(ドラマ)」が 「熱血カクタス」という 子供向け、冒険アクションテレビドラマ。 それまで電通映画社は、 記録映画や企業や自治体のPR映画だけしか 作ったことがないということだった。 そのテレビ映画に中学1年だった私が出演していた。 主人公は、タイトルの「カクタス」 カクタスとは、サボテンのことで 舞台はメキシコのサボテンの生える大荒野という設定なのだ。 主人公に助けられ はるばる日本からメキシコへ 姉と弟が、なぞの組織に誘拐された父親の科学者を探しに出るという筋書き。 キャストはカクタスに柴田秀勝さん 助っ人の大男にプロレスから俳優になった阿部修さん そして、草葉ひかるさん。 彼女は、戦後まもなくに「草葉大尉の娘」ということで評判になった方だそうで、 私の姉の役だった。 草葉さんとは、その後ずっと年賀状のやり取りをした。 時々ふと、経営されていた銀座のクラブ「草の葉」に、 行ってみるなどで お会いすることがあったが 2年ほど前、亡くなられたとの連絡をご遺族から頂いた。 「熱血カクタス」は26話と、わずか半年で終了したが 当時ゲストで出演したのが、 日活に入る前の和泉雅子さん、私と同学年だった。 長谷川明男さん、 声優で有名な青野武さん、 同じく、小林修さん。 小林さんは、「ローハイド」のギルフェバーの吹き替えで有名。 思い出しても 結構多彩なかたが出演してた。 いろいろなタレント、当時は役者さんといっていたが 新劇出身の俳優さんは、まじめだけど 映画出身の俳優さんは 出番の待ち時間を、 ほとんどの方が、楽屋で博打(サイコロ)ばかりやっているなあなどと 子供心にも感じたもの。 中学1年生ながら そこに 何か、不健康な匂いをかんじ どうも芸能界へ進むのはどうも自分には合わないなあと 子供心にもおもったものだ。 役者稼業というものに 「生活とは?」を考える、 何か訴えるものがあったということ。 今、活躍している 小さい子役の子供たちをみていると 親はどうタレントになっている自分の子供の 敏感なはずの感性を受け止めてやらせているのだろうと ふと感じるものでもあるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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