武蔵～1738物語～

突然ですが、旅に出てきました。
…というのは、母の実家が建て替えるそうで
行きたいけど、自分で運転して行くには
ちょっと体調を崩していたので辛いし、
電車は苦手だし…でも最後に見たい！
という母の希望を叶えてあげたい…と
旦那が言ってくれて実現できました。
ホント旦那に大感謝です

その話を母にすると、とても喜び
それならば…と母の実家は福島なのですが、
宮城の県境に近いところなので
蔵王に行っておいでよ♪と遠刈田温泉の宿を
取ってくれました

ということで、1泊2日の福島・宮城旅行にLet's Go

土曜の朝3時半に家を出発し、実家に向かい
母と母の姉(叔母)と合流し福島へ向かう。
朝早く出発したおかげでかなり順調
途中、東北自動車道の那須塩原で休憩をしたが
予定よりもかなり早い時間に到着。
先に福島の母の実家に行き、母の実家でお茶をいただき
お墓参りに行く
ｼﾞｲﾁｬﾝとﾊﾞｱﾁｬﾝの墓に来るのはとても久しぶり。
「なかなか来れなくてゴメン」とやっと謝ることができた。
そして「また来るね」と約束をしてきた。

さすがに朝早く起きてずっと一人で運転してくれた旦那は
少し疲れがでてしまったようで、母の実家で少しのお休みﾀｲﾑ。
叔母が布団までしいてくれて、旦那はぐっすり夢の中へ…。
その間私はのんびり散歩を楽しんだ。
久々に携帯も財布も持たずにﾌﾗﾌﾗと歩き回って
周りの山々を見たり、母の実家の庭をぼんやり眺めていた。
母の実家の庭はｼﾞｲﾁｬﾝとﾊﾞｱﾁｬﾝがこよなく愛した木や花が植えられている
と母が教えてくれた。
ちなみに建て替えた後もｼﾞｲﾁｬﾝとﾊﾞｱﾁｬﾝが大好きだった
木や花はそのまま庭に残るそうだ。

ふと気がつくと旦那が寝始めてから2時間が経とうとしているので
そろそろ起こそうと、旦那の元へ。
もう少し寝かせてあげようか思ったのだが、
建て替えのことでお客さんがいらっしゃるということ
だったので、可哀想だが起こすことに決定。
申し訳ないなぁと思いつつ、旦那を起こすと
とてもすっきりした顔で起きた。
よく寝たらしい…ﾖｶｯﾀﾖｶｯﾀ。

旦那も元気になったので、母の実家に別れを告げ
母がとってくれた宮城県の遠刈田温泉へ出発～♪

車のﾅﾋﾞを見てみると大体2時間くらいの道のり。
国道をずっと走っていくと、ところどころで
桜が風にのって散っていくのを見かけた。
旦那と二人「今年初めての花見だね」と笑った。

予定時間よりもやはり早めに遠刈田温泉に到着～♪
ﾁｪｯｸｲﾝだけ済ませ、蔵王に向かう。
蔵王のお釜を見せたい！
と思って計画をした。
あの美しいｴﾒﾗﾙﾄﾞｸﾞﾘｰﾝはなんとも美しく、心も洗われるような
気持ちになれる。
小学生の頃、母と親戚に連れて行ってもらった時の感動を
鮮明に覚えているくらいだ。

遠刈田温泉から蔵王エコーラインを進み、蔵王の頂上を目指す。
冬場は雪のため通行止めになっているとかで、ちょうど私たちが
行った日に解除になったらしい…良かった
山道のせいか、かなりｶｰﾌﾞも勾配も急で、旦那も慎重に運転をする。
助手席で呑気な私は山々の素晴らしい景色に見惚れていた。
とても急な坂を上る時はまるで雲の上をﾄﾞﾗｲﾌﾞしているような
そんな気分だった。
だんだんと上の方に行くと、雪が残ってる!!
さすがに通行止めが解除されたばかりだと驚いていると
さらに雪が…


3Mくらい積もって壁になってる!!


これにはﾋﾞｯｸﾘ。
前に来たときは真夏だったので、雪の壁にはﾋﾞｯｸﾘ!!
しかも道路には雪崩注意の看板が!!!

旦那「(´･ω･`)ねぇ…」

( ﾟДﾟ)ﾊｯ！雪の壁にかなりﾋﾞｯｸﾘしてるのか!?旦那??

旦那「(´･ω･`)…雪崩ってどうやって注意するの??」

えーっと、答えに困った。

私「(*´∀`)ﾉなるようにしかならないよ♪」

旦那「ｶﾞ━Σ(ﾟДﾟ;)━ﾝ」

旦那は私と違い、かなり心配性。
私の一言で相当びびってるのはあながち間違いではないだろう。
途端に言葉が少なくなってきた。

…これはﾏｽﾞｲ…せっかく母が用意してくれた旅だ…盛り上げねば!!
小さい頃、母の実家に遊びに来たときの思い出話(私の笑い話)を延々と聞かせた。
少し旦那の気分が紛れてきたところで到着～♪

頂上は少し肌寒かったが、天気が良かったせいか、
肌寒いのが気持ち良いくらいの気候。
景色は遠くの山々もはっきり見えるﾅｲｽﾛｹｰｼｮﾝ！
旦那も久々の旅行で楽しんでいるようだ♪
よーし！お釜を見に行くぞ～～～！
雪が溶け始めということもあり、駐車場からお釜に向かう道はかなり
ぬかるんでいたり、雪が残っていたりしたが、
お釜が良く見えるﾎﾟｲﾝﾄに到着～と言っても5分も歩いていない…ｱﾊ。


(ﾟДﾟ)…ぽけぇ…あれ？



…(ﾟДﾟ)…ぽけぇ…あれ？？



……(ﾟДﾟ)…ぽけぇ…あれれ？？？



あの美しいｴﾒﾗﾙﾄﾞｸﾞﾘｰﾝが見えない!!!!!



どうしたの!?
どういうこと!?!?!?
え？お釜が消えた！？
いやいや、それはないだろう？？
盗まれたか？？？
…それもないだろ？？？
天気も良いから霧で見えないということでもないし、
もちろん間違った場所に来たわけでもない。
いったいどういうこと!?

犯人は意外なところに…。
そして↓が実際の写真です。








はい、凍ってます
ちょっと分かりづらいですが、山に囲まれて
少し窪んだところがお釜です。

大ショック…(´Д⊂ｸﾞｽﾝ
旦那に見せたかったよ…ｺﾞﾒﾝ…旦那(´Д⊂ｴｸﾞｴｸﾞ

私が悲しんでいると旦那が一言…

旦那「(´･ω･`)あれってお釜だよね？」

…う、うん…(´Д⊂ｸﾞｽﾝ…そうだよ…
…せっかくここまで来たのに旦那が一番残念だよね？ｺﾞﾒﾝﾖ…


旦那「(*´∀`)ﾉお釜ってフタがあるんだね♪」


(ﾟДﾟ)…ぽけぇ
…(ﾟДﾟ)…ぽけぇ…え？
……(ﾟДﾟ)…ぽけぇ…フタ？

旦那「(*´∀`)ﾉあの氷がフタでその下にお前が言ってたｴﾒﾗﾙﾄﾞｸﾞﾘｰﾝが見えるんでしょ？♪」

えーっと、そういうことになるのかな？

旦那「(*≧ｍ≦*)ﾌﾀが開く前に来ちゃったね♪」

旦那の発想に思わず大笑い。
そうか、ﾌﾀかぁ～♪
意外と旦那は楽しそう。じゃぁいいや～(*´∀`)ﾉ

旦那の言葉に助けられたものの、悪夢はこれで終わらなかった。

せっかくだから近くへ行ってみようと思い、歩き出した。
自然の中だからもちろん舗装された道などない。


(*'(Д)'）ヒィィィ！足が！足が!!

雪解けの山をなめちゃｲｶﾝですね…。
ずっぽりとﾊﾏﾘました…(´Д⊂ｸﾞｽﾝ
旦那はというと、ﾊﾏﾘながらもさすがに山歩きが慣れている
すいすいと行こうするが、旦那曰く
『ｱｽﾌｧﾙﾄ育ち(土の上をあまり歩かないで育ったから)』
の嫁(私)がｷﾞｬｰｷﾞｬｰとうるさいので待ちながら進んでいく。
あまりにぬかるみがﾋﾄﾞｲので、そこそこの場所まで降りて
数分みて戻ることに。
もちろん、ｽﾆｰｶｰやｼﾞｰﾊﾟﾝは泥だらけ…あぁ…(´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ

旦那「山に来たんだから気にするなよ♪」

こんな時はとってもﾎﾟｼﾞﾃｨﾌﾞな旦那。
だからとっても助かるが…


…そのｽﾆｰｶｰもｼﾞｰﾊﾟﾝも洗うの私だよ♪


いやいや、そんなｹﾁくさいことは言っちゃ面白くないぞ、私♪
気持ちを一新して、お釜を後にする。

せっかくなので、蔵王ｴｺｰﾗｲﾝの途中にある滝見台へ寄った。



↑滝見台から見える三階滝です。
滝が3段に見えるのがなかなか面白いですね♪

ﾎﾃﾙに戻り、温泉に漬かりひさびさのゆっくり休暇を楽しんだ。

そして今日、宮城の遠刈田温泉を出発し、福島にいる母と叔母と
合流をし、帰って来ました。
帰りもかなり順調で、ほぼ渋滞に巻き込まれることもなく帰って来れました。
母も実家の最後の姿を姉妹と一緒に楽しんで過ごせたそうです。

旦那お疲れ様…今度はお釜のﾌﾀが取れたらまた見に行こうね♪