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もう十日ほど前になるだろうか、NHK深夜の『メルトダウンFILE4』を見ていてふと思い当たる言葉があった。それは・・・ ↓ 『専門職から疑え!』 という言葉だ。 科学者たちの操る科学、政治家たちの操る政治・・etc.の、何をどこまで我々素人は信用・信頼したらいいのか!? 吉本隆明は晩年『素人の時代』というフレーズを好んで用い、これをタイトルにした本も出した。彼は自分が科学畑出身だったこともあって科学者一般を信用していたが、『専門家一般』は信用していなかったのではないかと、私は思っている。 ここに『専門バカ』という言葉があって、これは自分の専門以外の分野に於いて人は知識というものが疎かになりがちで馬脚を現すことが多いという意味で使われるケースが大半だが、吉本が指摘していたのは、専門家たちがまさにその専門分野の只中に於いて、あるべきその能力の根本を失っているのではないかという拭い難い疑念である。彼は学者たちなどは所詮『打率二割五分』ではないか、つまり四回に一回しか当たらないじゃないかということもよく言っていた。【三割バッター】ではないのである。素人にはとても真似の出来ない高度な(?)犯罪をやってのけるのも、その道に通じた専門家である。これを曰く【蛇の道は蛇】と言う(?)。 先入観の有無に関わらず、素人の直観力に依拠した方が賢いのではないかと判断される場合も、世間には数多く存在するのである。「しかし専門家が信頼に値しないのなら、まして素人などどこが信用できようか!」という議論も当然あって然るべきだろうが、私は【裃(かみしも)抜きの素人の直観力】の方を採りたい。w お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年03月27日 14時21分30秒
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