春の彼岸には白色と黄色の菊、秋の彼岸には白色と紫色の菊を墓前に飾ります。
どちらの彼岸にも共通なのは、寺で用意している樒(しきみ)の葉も一緒にお供えすること。
「樒」は墓前や仏前に供えますが、昔土葬が一般的な頃に遺体を埋めた墓地を動物が掘って荒らしたため、これを防ぐために有毒植物である「樒」を供えることで動物除けとしたらしいです。
有毒(名前の由来に「悪しき実」→「しきみ」という説あり)とのことで不安もありましたが、昨年苗を購入して鉢に植えたところ花が咲きました。
初めて見た花なのですが個性がありますね、もくれん科しきみ属とのことです。
私が子供の頃、祖母は「しきみ」と言わず「しきび」と言っていたと記憶しています、お寺で聞いてみましたら、やはり「しきび」とも言うらしい・・・。
前述のように「悪しき実」→「しきみ」は納得できるのですが、何故「しきび」とも呼ぶのでしょう?
ご存じの方がおられましたら、是非ご教示お願いします。