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2007.03.04
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先週末、萌芽のはじまったいくつかのバラの
芽かきを実施しました。芽かきは『バラ大百科』によると、
「養分の分散を抑え」、「込みすぎを解消」してくれますが、
必ずしも必要な作業ではないとのこと。

バラ大百科
3360円


私のバラ栽培のテーマの一つとして、
バラをなるべく病害虫から遠ざけた環境で
育てたい(耕種的防除)という考えを持っていますので、
その観点から「込みすぎ防止」のために
芽かきをすることにしました。


どういうことか図解してみますと。。。

070304a.gif

↑二次元図なので立体的な図解はできませんが、
バラの萌芽は、外芽だけでなく内芽ももちろん、
育ちます。(外、内だけでなく、側面、すなわち
手前と後ろ側にも芽は出てきますが、図では
表せませんでした)


これらの芽が育ち、枝が充実してくると
こんな風になると思うんです↓

070304b.gif

↑上図で斜線を書いた部分が「込んでいる」部分に
なります。葉が込んでくるといくつかの弊害がうまれます。


・込んでいる部分の日当たりが悪くなる。
・風通しが著しく悪くなる部分ができる。
・見通しが悪くなり、害虫発見が遅れる。


黒点病やうどんこ病などの糸状菌は、
特に胞子発芽の際に高湿度が必要になります。
黒点病は実際に濡れている時間が7時間以上、
必要になります。


これらの環境を、「込んでいる部分」は容易に
つくってしまいます。


また、葉が混み合っていると害虫発見が遅れることは
予想がつきます。葉裏のハダニの発見が遅れるのは、
なかなか葉の裏までチェックしないことが原因の
ひとつですが、こうした見落としが多くなるわけです。


070304c.gif

↑図の手前や後ろ側にも芽は伸びていきますので、
実際にはこんなにスカスカに育つことはありませんが、
とにかく内芽をかきとって交叉枝を少なくすることで
株の健康を保てる可能性は高いと考えています。


ただし、全ては「バランス」だとも思っているので、
内芽を残すことで株全体のバランスがよくなるのであれば、
摘み取らずに大切に育てることは必要なことだとも
思っています(*^_^*)


----------------
さて、実践の様子です(^^)
いくつかのバラのうち、ホワイトメイディランドの
写真でご紹介します。。。

ホワイトメイディランド 6号鉢植
2604円



070304a.jpg

↑芽かき前の全体像です。
萌芽がはじまったのは2月中。
照り葉で健康そうな芽です。


070304b.jpg

↑内側に向かって伸び出している芽があるのが
写真でもおわかりになると思います。
これを摘み取ります。


070304c.jpg

↑10センチ程度までだったら、
指で簡単に摘み取ることができます。
それ以上育ってしまうと、ハサミでないと
難しくなります。


作業は以上。この芽以外にも、いくつかの
内芽を摘み取りました。ちなみに、株元からも
芽は内側に向かって出ていましたが、
シュートになるので摘み取りません(^^)。。。


以上は、「私にとっての芽かき」です。
きっと、もっときちんとした実践方法があると
思うのですが、経験不足でよくわかりません。
どうか皆様、いろいろと教えてください<_o_>


季節のアレンジ(第一園芸)







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Last updated  2007.03.04 11:41:37


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