テーマ:バラがすき!(30766)
カテゴリ:ホワイト・メイディランド
先週末、萌芽のはじまったいくつかのバラの
芽かきを実施しました。芽かきは『バラ大百科』によると、 「養分の分散を抑え」、「込みすぎを解消」してくれますが、 必ずしも必要な作業ではないとのこと。 バラ大百科 3360円 私のバラ栽培のテーマの一つとして、 バラをなるべく病害虫から遠ざけた環境で 育てたい(耕種的防除)という考えを持っていますので、 その観点から「込みすぎ防止」のために 芽かきをすることにしました。 どういうことか図解してみますと。。。 ↑二次元図なので立体的な図解はできませんが、 バラの萌芽は、外芽だけでなく内芽ももちろん、 育ちます。(外、内だけでなく、側面、すなわち 手前と後ろ側にも芽は出てきますが、図では 表せませんでした) これらの芽が育ち、枝が充実してくると こんな風になると思うんです↓ ↑上図で斜線を書いた部分が「込んでいる」部分に なります。葉が込んでくるといくつかの弊害がうまれます。 ・込んでいる部分の日当たりが悪くなる。 ・風通しが著しく悪くなる部分ができる。 ・見通しが悪くなり、害虫発見が遅れる。 黒点病やうどんこ病などの糸状菌は、 特に胞子発芽の際に高湿度が必要になります。 黒点病は実際に濡れている時間が7時間以上、 必要になります。 これらの環境を、「込んでいる部分」は容易に つくってしまいます。 また、葉が混み合っていると害虫発見が遅れることは 予想がつきます。葉裏のハダニの発見が遅れるのは、 なかなか葉の裏までチェックしないことが原因の ひとつですが、こうした見落としが多くなるわけです。 ↑図の手前や後ろ側にも芽は伸びていきますので、 実際にはこんなにスカスカに育つことはありませんが、 とにかく内芽をかきとって交叉枝を少なくすることで 株の健康を保てる可能性は高いと考えています。 ただし、全ては「バランス」だとも思っているので、 内芽を残すことで株全体のバランスがよくなるのであれば、 摘み取らずに大切に育てることは必要なことだとも 思っています(*^_^*) ---------------- さて、実践の様子です(^^) いくつかのバラのうち、ホワイトメイディランドの 写真でご紹介します。。。 ホワイトメイディランド 6号鉢植 2604円 ↑芽かき前の全体像です。 萌芽がはじまったのは2月中。 照り葉で健康そうな芽です。 ↑内側に向かって伸び出している芽があるのが 写真でもおわかりになると思います。 これを摘み取ります。 ↑10センチ程度までだったら、 指で簡単に摘み取ることができます。 それ以上育ってしまうと、ハサミでないと 難しくなります。 作業は以上。この芽以外にも、いくつかの 内芽を摘み取りました。ちなみに、株元からも 芽は内側に向かって出ていましたが、 シュートになるので摘み取りません(^^)。。。 以上は、「私にとっての芽かき」です。 きっと、もっときちんとした実践方法があると 思うのですが、経験不足でよくわかりません。 どうか皆様、いろいろと教えてください<_o_> 季節のアレンジ(第一園芸) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.04 11:41:37
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