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テーマ:バンドマンの語り場(1286)
カテゴリ:シロウトの音楽話
ロック系の音楽は、どんどん学校(高校)の部活として認められたらいいなと、思う。中学生には少し早すぎるけど。
スポーツで若さを発散するのもいいが、音楽で若いエネルギーを爆発させるのも格好いい。 ただ高校のロッククラブでは、生徒が演奏していい音楽を「検閲」される可能性がある。検閲官は高校の先生。 頭の固い顧問の先生が、高校生にふさわしい音楽かどうか確かめてから、演奏が許される。 歌詞が卑猥で、音が激しすぎるのはいけない。Rolling Stonsなんか論外だろう。 ただし歌詞は超卑猥だが、なぜかサザンは許される。 「ナイトクラブで男も濡れる」「割れたパンツのマニア」「いとし君のshyなマ○コ」「マンピーのGスポット」なんてとんでもない歌詞でも、サザンに対して中年男は甘い。 高校の先生の頭が固く、ロックに嫌悪感を抱いている人だったら、演奏できるのは「ゆず」ばかりになってしまう。 予算もいらないし、歌詞も無難。化粧もなし。 多分高校ロッククラブの大会なんかあったら、出場バンドの半分は「ゆず」。あとは「うたいびとはね」とか「平川地三丁目」とか。 「レミオロメン」や「スピッツ」もOK。ロック嫌いの顧問だと「アジカン」ですらアウトになりそう。 楽器はアコギにタンバリン。大会は若者の反抗の狂乱場ではなく、爽やかな青春グラフィティになっちゃう。 グランプリが決まったら、市役所から役人が来て賞状を渡す。 反骨で反社会的なロックの魂はどこへ行った? そんな光景を、ジミヘンとかジム・モリソンとかジャニスとかカート・コバーンとか、ロックの反撃児が見たら泣くだろう。 さて、顧問の検閲が厳しいと、Xなら「Forever Love」や「Tears」なバラード系は演奏してOK、「WEEK END」や「紅」みたいなハードな曲はダメ、といった感じになる。 槇原敬之は曲はいいけど、前科があるから素行点でマイナスだ。 検閲が厳しくなると、賢い奴なんか顧問の検閲をかいくぐるために、「天国への階段」のイントロと最初の部分だけ2分くらい演奏して、無知な顧問を騙すだろう。 「うん、そんな静かなフォークなら許す。高校生らしくていい」 本番ではもちろん全曲演奏する。 ブルーハーツの「リンダリンダ」でもこの作戦は通用する。 ♪ドブネズミみたいに、美しくなりたい~という曲の冒頭部分だけ顧問に聞かせてやればいい。 セックス・マシンガンズの「みかんのうた」なら、歌詞だけで顧問を騙せる。 歌詞だけ見ると ♪愛媛の、ミカンは、日本一~ と、のどかだもんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/08 08:29:41 PM
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