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テーマ:塾の先生のページ(7779)
カテゴリ:塾の日常風景
中1のやる気が凄い。lekuchan先生の塾もそうらしいが、日本全国の塾の中1はどこも凄いのか?
自習室は中1で埋め尽くされているし、仲間同士でお互い高め合おうという危機感が充満している。でも中1なのに「危機感」という言葉が似合うなんて凄いではないか。 学校のテストの結果も当然素晴らしい。私は何もやっていないのに。 私がやる事といえば、自習室に時々顔を出して「たまには休憩しろよ」と言ったり、質問に答えたり、教科書ガイドを貸したり、軽いアメリカンジョークを飛ばしたり、「お茶でも飲めや」と生茶のペットボトルと紙コップを運んだりするだけ。 そういえば中1の半分ぐらいは、自分で教科書ガイドと参考書を買っているのだ。私は「買え」なんて一言も言ってないのに。 中1に限って、どうやらうちの塾には「できる子」が集まっているようだ。 中3も結構いい成績を残してはいるが、中3は長期間私が叩き上げたので、ある程度成績が上がるのは当然といえば当然だが、中1は怪奇現象である。 授業中の反応もいい。授業始まりの挨拶の時「こんにチワワ」と言ったら大爆笑してくれた。こんなの中3で言ったらドン引きだが、中1の授業中の反応はとてもいい。笑いがある。心地よい反応がある。 で、ひとしきり下らない雑談をした後、「では数学78ページ」と私が低音に声色を変えて「これから勉強モードに入るぞ。真面目モードにチェンジするぞ」というシグナルを発したら、急に静粛になる。凄いクラスだ。 授業中の感触の良さは、ハワイの大波でサーフィンに乗っているような感じだ。生徒が大波をこしらえてくれて、私はただ波に乗っているだけ。気持ちいいことこの上ない。やる気がある子の前で授業するのは快楽だ。 逆に反応の悪いクラスは違う。穏やかな瀬戸内海でサーフィンしているようだ。「風を吹け、波よ立て、やる気よ出ろ!」と叫んでも一向に波は起こらない。 私はボード片手に突っ立って、孤立しているだけだ。 今年の中1、もしかしたら「ゆとり教育」の徒花か。 周囲がノンビリしていると、「自分だけはシッカリしなくちゃ」という気にでもなるのだろうか。 「家貧しくして孝子顕る」というところか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/07/07 11:48:31 AM
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