カテゴリ:仕事
長らくその話は書かないでいたのだが、実は私は大失敗をした、している、したままだ。
それは何か。 コレである。 ロンドンでの私の後任に選んだこの女、ひとみはもうアホの極致だったのだ・・・ あの時の日記でもう早々にサポート期間終了を告げたのだが、本当はあの日記の後もあいつにまつわる話ではいろいろのけぞらされた。 ちょうどこの時の会議週間中も、他地区から集まってきている代表者連は、自分たちの東京でのプログラムの合間には自分の地区での案件で何か問題が起こっていないか、空いているデスクに陣取ってシステムにはいり、つぶさに仕事の確認をしているというのに、このひとみだけはそういうこともぜんぜんしない。 ある一日は、もともとは9時から、あるビジネスのセンセイを外から招いて講義を受けることになっていたが、それがセンセイの事情で9時半からになった。 場所は会社のオフィスではなくて近くのホテルの会議室なのだが、会社での勤務時間は9時からとなっているので、他地区の課長連もみな一旦9時に会社に集まって個々に仕事を済ませて一緒に会場となっているホテルに向かった。 ひとみはその辺にいない。 あろうことか、ひとみは9時半近くになって直接そのホテルに来やがった。 アホづら下げて。 私は言った。 「アンタ、何してんの?」 「9時半からですよねー?」 私、爆発。 「アンタ、いい加減にしなさいよっ。他の地区の課長はみんな朝は9時かその前から来て仕事してるよ。アンタがいちばんここで新米なんだから、センセイの講義の開始が9時半からになったからって、誰がいったい9時半にここに来ればいいって言ったの?」 「あー、すみません・・・ホテルに泊まっている皆さんと打ち合わせして・・・」 「その皆さんはねー、9時に会社に全員来てたよ。あなた以外ね」 折りしも私はこの日の朝、オフィスで急ぎのFAXが手元に届けられ、午前中の講義が終わってからやろうと思いきや、そのFAXの内容でどうしても一箇所引っかかる場所があり、これは講義の終了後では問題になるかもしれないと思い、文字通り一分一秒と争いながら仕事の経過を調べて報告書を送ってから会社を出たのだ。 そしてその問題は実はロンドンで処理すべきものだったから、彼女が普通にオフィスに出てきたらやらせようと思っていたのに直接ナマイキに会場にのうのうと到着したものだから私は怒髪天を突く勢いで激怒したのだ。 それ以外にもいろいろあって、私はその後もう彼女と一度も自分から口を聞くことなく会期を終えた。 以来、私はロンドンの他のみんながやっている件で直接その人にアドバイスをこっそりすることはあっても、彼女にだけは、彼女がどんなすかたんをやらかしていても(見えるので)何も言わないことに決めた。 先月、また彼女はすんでのところで150万円もの損を出しそうな失敗をしやがったので、その時はもう私は他の人たちも巻き込んでこっぴどいメールを書いた。 だいたい、この仕事を真面目に毎日やっていれば、いやでも覚えてしまっているだろうことが半年経ってもできていないのが原因だった。 だいたい本当は半年もの間、誰かにぴったり付いてもらうよりもすでに一人立ちしたほうが仕事というものは早く覚えられるのだ、少なくとも私はそう思っている。 その彼女が、ぜんぜん足元を見ないで走り出し、150万円もの金額を、よく考えもせずにコミットしたところで私はまた以前にも増して怒った。 箇条書きにして、何が足りなかったか、どこを見失っているのかを淡々と書き記し「半年もの間、いったい毎日、何を見て仕事をしているのか」とメールを送ったところ、彼女の返事は「経験のあるシニア(みつこさんやゆみさんのこと)に相談してそうした」というものだった。 私、さらに激怒。 「シニアに相談した」って、そらなんや? 「そこの責任者は誰なのか。私が今このことに気づいたからよかったようなものの、もしもクライアントから『そのおカネの支払いはそちらが勝手に判断したものであって、うちは相談を受けていませんが誰がそんな判断をしたのですか』と質問されたらアンタは『シニア(自分の部下)に相談しました』とでも言うのか?」と。 そうではないか。 相談すること自体が悪いわけではないが、責任者たるもの、いくら古参で経験ある部下に相談したところで、最終的な判断が自分でできないために相談して出した答なら、それが間違っていたらすべての責任は自分にある。 それをだね「経験のあるシニアに相談しました」なんてどのつら下げて言えるのか? つくづくこんなアホな女を後任に選んでしまったことが悔やまれて仕方がない。 私がいなくなったロンドンでは、もしかすると「ちゃとさんは厳し過ぎた」と思っていたこともあったかもしれないが、今のこんなアホ女の下でかなり意気消沈しているらしい。 とは言え、それ以外に選べる人がいなかったのも事実だし、その上、もともといた後の3人でも務まらなかっただろうとも思う。 みつこさんにこの激怒事件について聞いたら、やはり、ひとみは「ちゃとさんは激怒していたけど自分は間違っていなかった」と言っているらしく、みつこさんもひとみと口を聞くことは日常あまりないらしい。 甘え声で「レポートが書けなーい(だからお願い、書いてーぇってこと)」とかぬかしているらしいが、みつこさんは「そうですか」と黙殺しているとのこと。 困ったものだ・・・ 明日は社長の山村さんから「みつこさんとちゃとさんとで食事に行こう、ロンドンの状況も聞きたいので」と言われていて出かけるつもりなのだが、果たしてどうしたものかと思いあぐねている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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