寒いデート その3
またもや前回の続きです・・・。とにかく今回のデートは時間が長かったのでこんなに分けて書いてしまいました。RG的には、長くても3時間でデートはお開きにしなくちゃいけないんだけど、のび太君はわざわざ遠くから新幹線乗って来て下さっているということもあって、あんまりさっさと切り上げるのもなんだかなーという訳で、結局5時間半くらい一緒にいるはめになってしまいました。さてさて、既に歩き疲れていたけれど石段をひたすら上り、もう景色なんかどうでもよくなっていた私ですが、限界が近づいてきたので思い切って「どこかで温かいものでも飲みたいんですけど・・・」って遠慮がちに言ってみました。すると、案外すなおに聞き入れてくださって「それは良い考えですね。」だって。それから、しばらくお茶できる場所を探して歩いていたら、以前雑誌で読んだことがある喫茶店を発見!そこは有名な人形作家さんの人形も展示してあって喫茶スペースとは別に展示室もあるようでした。「ここに飾られている人形の作家さんて有名なんですよ。」と言うと「へぇ。」なんて言いながらスタスタとお店に入っていかれるではありませんか。わーい。ココに入ってみたかったんだよね~、なんて思ってついて行くと、展示室は別料金が要る、なんて書いてある。ちょっと嫌な予感が・・・。やっぱり見事に的中。くるっと踵を返して店から出て行くのび太。「えーーー。ちょっと待ってよぉ。」と心の中で思いつつ仕方ないので後を追いかける。私は展示が見たいわけじゃなくて、ただ座ってお茶が飲みたかっただけなのにぃ・・・。この人、相談ってしないのね(涙)結局、なんだか観光客目当てに建てられた臨時の茶店みたいなところを見つけて入ることに。ここに入る時も一度入ってやっぱり出てきて、っていう行動をとったのですが、もうガマンできなかったので「ここで良いじゃないですかっ!」って引き止めたの。ここまで全部払ってもらっていたので、お茶代だけ私が負担しました。休憩したいって言ったのは私だし・・・。もう、このへんで本当は帰りたかったんだけど、のび太君はまだ駅とは反対側へ歩きたいという。もう、どこへでも行ってくれ~という心境でとぼとぼ付いていく私。お寺「その3」へ着いた頃は随分日も翳ってきて寒くなっていました。ここで始めてブーツを履いてきたことに感謝しました。そこは紅葉はあまりなかったけれど、寺宝展というものを開催していました。仏像とかを公開しているらしい。それを見つけて、その前でまたひとしきり悩むのび太。もう、悩むのに慣れてきましたが、一応私の意思表示もしておこうと思い、(はっきり言って私は興味なしでした)くるっと背を向けてみました。するとちょっとあわてて「せっかく来たから見てみませんか?」だって。さっさとそう言ってよ。でも、実は私冷えたのでト○レをガマンしていたのですよね~。悪いけれど、ここでしばしの間、別行動を取らせてもらうことにしました。このまま帰ってしまおうかとも思ったけれど、それはあんまりかと思いまして(^^;とにかく再び合流しましたが、寒さのあまりこれ以上外にはいられなかったので思い切って「もう暗くなってきたし、帰ります。」と言ってみました。ちょっと残念そうでしたが、同意してもらって駅に向かいました。でも、本当にこの日は寒かった!駅へ向かう道中はひたすらうつむいて早歩き。もう話をする気もなくなっていたし、辺りは真っ暗だし。それに足が棒でした。実はこの前の日、色々あって睡眠時間が2,3時間しかなかったんです。デートの前の日にこんなことじゃダメなんですが、致し方なくて。それもあって、限界でした(>_