カテゴリ:旅行
宜春に着いた時、少し時間があったので外にでた。
その時若い男が車掌さんのチケットを確認させずに列車に乗り込ん できた。 女の車掌さん、近くにいた係員に大声で呼んだ。 すぐに男の車掌さんが飛んできてその男を無理やり下ろそうとしたが、 その男列車の中の手摺をつかんで絶対に降りない体勢。 私は目の前で起こっている出来事に、「馬鹿だなあ、無賃乗車はばれ たら終わり、さっさと降りるだろう」と思っていた。 ところがこの男、何としても乗って広州に行きたい考えだ。 力ずくで居残る、そして「私は前からこの列車に乗っていた。」と言い 出した。これはたぶん時間稼ぎだが、その車掌さんも負けてはいない。 車掌 「チケットみせろ」 男 「今はもっていない、列車の中にある」 車掌 「何処から乗った」 男 「南京から」 車掌 「お前は江蘇人か?」 男 「そうだ」 車掌 「うそをつけ、そんな黒い江蘇人はいない」 男 「本当だ、嘘をついていない」 車掌 「言葉も江蘇省の言葉じゃない」 こんな事を繰り返しているので、拉致があかず女の車掌さんは 「警察に連絡してくる」と言って走っていった。 これで、その男もちょっとひるんだ。 その隙に、力ずくで列車内からドアの近くまで男をうっちゃった。 もう、こうなると力勝負の押し相撲を見ているみたいだった。 それでも、男は降りようとしない。 そこで押し問答をしている。 あと少しで発車の時間になる。最後に掴んでいたバーから無理やり 手を解かれ強引に外に出された。 それでもその男は、ドアーが閉められないよう、体半分を押し込もうとする。 車掌がドアーを閉めた。がその男最後に手を入れてきた。 完全にドアーが閉められない。 強引に手を外に出して、Gエンド。やっとドアーが閉められた。 この間、やく10分ぐらい。 一段落終わった所で、列車に常駐の警察官がやってきた。 遅いんだよ、おまえ。 この警官の目が赤い、多分昼寝の最中だったようだ。 食堂車でも偉そうに満席なのにお茶だけ飲んででかい声でトランプ をして遊んでいた人達だ。 当然、警察の服を着ているので誰も文句を言わない。 まあ、大事な時に役に立たない人間はたくさんいる。 そう言えばこの列車には常駐で3人警官が乗っていたが、そうなら夜 トイレを見回り、麻薬中毒患者の一人でも見つけて欲しいものだ。 何かが抜けているように感じる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[旅行] カテゴリの最新記事
|
|