揚州

昨日、神楽という日本料理屋さんに行きました。

そのお店の支配人と話をしたら、やはり不景気と日本人のお客様は

正月で日本に帰国されたりしているせいでそんなには忙しくないと

言っていた。

その神楽（かぐら）さん、東京で90店舗お店を持っているチェーン

店で海外進出第一号として満を持して去年の4月に出店したそうだ。

彼もその幹部役員として責任を担って上海に乗り込んできた。



話の中で「流行っている日本料理屋さんは何処」と聞いたら、迷わ

ず「榮」の名前がでてきた。

支配人いわく、榮のお店に入ってその活気と人の多さに漠然とした

そうです。不景気とか正月とか全く関係なく信じられない光景を目

にしたと。



その後「仁清」の話になり、あの大きさと内装の話になった時に

「あれは工事費だけでも億超えてますね」と言ったら

「うちも億は超えてますよ」とのお答えが返ってきました。

そういえば神楽さんもビル一軒を改造して１階、2階は日本料理、

その窓際にはウェイティグカフェ、3階は食後のバー、そしてお隣の

屋上には広いテラスと至れり尽くせりの内容。



もう中途半端な日本料理では太刀打ちができないくらい皆さんお金

かけて上海に進出しています。


支配人いわく、


「最終的に、好いものは残っていくと思いますよ」との事！


おしゃれな東京で成功したこのチェーン店も厳しい時代に遭遇し、

逆風で生き残りをかけ闘っています。

頑張ってほしいものです。

安い、美味しいだけでは生き残れない時代なのかも知れません。

その上に斬新な発想と行動力それに人を魅了するスキルが無いと客は

飽きてしまうでしょう。


中国だから儲かる時代は終わりました、逆に世界が相手ですからトラブル

も多く海外です。それも中国、騙される人間は頭が悪い、騙す人間は頭が

好いと公然と言う国です。

この業界も淘汰の嵐が始まりそうです。