日本に帰って感じる景気
先日、揚州支店撤退の整理で日本に帰った。中国に居ると、日本の景気があまり良く解らない。心配していた豚インフルエンザの影響は少ないみたいだった。しかし、ニュースで報道している景気が下げ止まったと言う実感が全くなかった。それ以上に、6月だと言うのになんと仕事がないことか!新聞では、トヨタがハイブリットの生産が間に合わないとか、村田製作所が週4休から正常な稼働に戻ったとか聞いていたが、それは大手企業の場合で零細企業には全く反映されていない。うちの業界で言えば、どこそこの社長が首を吊って自殺したとか、仕事が無いので資金繰りの為、赤字覚悟の信じられない単価が出回ているとか、最悪の状態に突入している。元気な話など全くない。まさに生き残りをかけて戦っている。正直、ココまで悪いとは考えてもいなかった、今年の3月より状況は悲惨だ。たぶん、今年いっぱいは景気が戻らないだろう。会社の体力がない会社から淘汰されて行く。仕事を待っていても来るはずか無い。営業力の無い会社は本当に厳しい。中国と日本の温度差は大きい、厳しい現状を目の当たりにして来年までの戦略を立て直さなければいけない。