カメのように早くスマートになる！　　　 　　　～ 三日坊主克服編～

★前回のあらすじ
お百度参りする少年はいじめに遭っていた！
まさか・・。少年のお百度参りがもたらした結果に私は思わず絶句してしまう。
ひとり風呂場で泣き濡れる少年には信じられない結果が待ち受けていた。

★お百度を踏んだ翌日、その少年はちょっぴり足取り軽く学校に登校しました。
どんなにささやかでも、希望は人を元気付けてくれるものです。

「もしかして、今日はいじめっ子が風邪で休むかもしれないなぁ。
いや、ひょっとすると急に転校したりして・・。」
そんなささやかな期待を胸に、少年は教室に入りました。


その結果・・

その日、少年はいつものように風呂場で鏡の前に立ち、
目の前に映るぽっちゃりとした自分の姿を恨めしそうに眺めました。
やがて、この日もつねられた「脇の柔らかい脂肪」をそっと自分で
つまもうとしてみました。

次の瞬間、触れた脇に痛みが走りました。

「痛っ！」

少年の顔は痛みで大きく歪みました。
そしてこの痛みをきっかけに少年の目からは大粒の涙がポロポロこぼれました。
ささやかでも唯一の希望を裏切られたショックは思った以上に大きいものです。

少年の顔はまだ湯船につかっていないのに、
まるで長いこと湯船に使っていたかのように真っ赤になって、
汗の代わりに幾すじもの涙が頬を流れ落ちました。
その日、少年はいつもより多目に風呂場で泣きました。


やがて幾日が過ぎ・・

また少年は風呂上りのように顔を真っ赤にして立っていました。
しかし、そこは風呂場ではありませんでした。
なんと目の前には同じように顔を赤らめている女の子の姿があったのです。


これから、この2人に何が始まろうというのでしょう？
若い男女2人が顔を赤らめてすることと言えば・・もしかして

えっ？まさか、○○○○！？？（ｷｬｰ）