テーマ:モータースポーツ(1598)
カテゴリ:生活
10年ほど前に1リットルのガソリンでどれだけ走れるかって競技に参加していたことがあります。
(以下、長文です) 成績はそれほどでもなかったのですが、メインでやっている方が熱心でしたし、会社で生産機械を作っている職場の方でしたので次から次へとプロ仕様のピッカピッカ、精度抜群の金属部品が出来上がってきました。だから、他のチームから見かけの注目度は抜群。部品は会社の休み時間に作っていたそうです。材料は会社の経費で・・・。見かけだけはトップチーム並みの初心者チームでした。 カーボンモノコックの車体の成形は人手の作業で、模型大好き、空力が専門の私は主にそちらを担当していました。 運転手はメインの方の会社の中で身体の小さく軽く機械好きな人をスカウトしドライバーになってもらいました。 空気抵抗を減らすために、そのドライバーの採寸から始まってミリ単位でピッタリサイズのオーダーメイドの車両です。乗り方はF1と同じような寝た姿勢です。ボディ形状は完全な流線型。ちなみに、私は(当時は少しは痩せていた)足を伸ばして下半身を入れるのがやっとでした。 エンジンは50CCでいわゆるカブのエンジンを元にして軽量化などの加工に加工を加え原型をとどめない程になっていました。 1000km/Lを超える車両もあったので現実的でないため(現在の最高記録は3000km/L超!)、実際には1リットル分走る訳ではなく、決められた距離を走って何ミリリットル消費したかを計測し、[km/L]の単位で計算します。 競技はツインリンクもてぎサーキットや鈴鹿サーキットで行われ、ワンボックスカーに競技車両とスタッフ3名、整備用具を詰め込み行きました。寝るのもその中でした。 競技前日に寝れないときは、外に出て気分転換です。徹夜で整備をしているチームも多数いました。私はツインリンクもてぎのときは、夜に歩いてサーキットを一周しました。 サーキットは長いようでも、約4.8kmなので真っ暗な中、コースの中をトボトボ歩くと1時間程度で回れます。迷ったらどうしようと思いましたが”サーキット=回路”のハズだから元に帰れると信じて歩き続けました。 300km/hを出して走るレーシングカーが走っているコースと思うとなんとなく感慨深げになります。今でもテレビでレース中継を見るとあそこは下り坂でブレーキングがポイントになるんだよななんてうんちくを語ったりしています。 ツインリンクもてぎでは日中はカートなども乗れるのですが、スピンばかりでとても難しかったです。慣れたら本当に楽しいのでしょうね。そんな感じがしました。 また、今度は子連れで(いや、一人でも)行ってみたいです。 長文読破ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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