テーマ:不動産屋さんへ行く前に(521)
カテゴリ:収入源
賃貸住宅の更新料は「無効」って判決だけど、どうなんだろう?
更新料が無くなり、過去の更新料もある程度戻ってくるということが、有効になったとしたら、不動産業界に変革が起こるのではないだろうか。 大多数は更新料を見込んで収入として計算に入れている。更新料が無くなれば貸主も黙っている訳はなく、単純に違法とならない家賃の値上げに走るのではないか。新規入居者に対し5%位の値上げなら、違法性もないような気もする。 現在、賃貸中の物件は契約更新時期にせよ、一度借りてしまえば借りた人も立場が強くなるし、信頼関係もあるので、急激には値上げ出来ないと思う。 しかし、大家さん達が値上げを始めれば、「これが、相場です。」ということをたてに、値上げ家賃が標準的な家賃になり、新しく家を借りる人はこれまでより高い家賃で借りることになるのではないか。それだけ、契約時の大家さんは強いのだ。 更新料0円で有名な某大手建託会社の賃貸に昨年まで住んでいたが、家賃は相場より高めだった。結局、こういうことになるのがオチだと思う。オチと言うより、これが、これからの時代の基準になるだけなのかも知れない。 歴史に詳しくはないが、昔、借金に苦しむ武士のために借金を帳消しにする法(棄損令?)が、出たが、一時的には武士を救ったが、その後、お金を貸す人がいなくなり、結局、武士は生活に苦しむようになったと歴史上の愚策だったと授業で聞いた覚えがある。 今回の判決が愚策の働きをするとは言わないが、一時的には喜べても、結局、落ち着けば出費は元と変わらないような気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.30 02:21:09
コメント(0) | コメントを書く
[収入源] カテゴリの最新記事
|
|