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テーマ:小説本の感想(2)
カテゴリ:日々
自宅のテレビはCATV(ケーブルテレビ)です。
専門チャンネルが多いのがグッド その中で日本映画チャンネルって言うのがありまして、映画も放映するんですが古いTVドラマも放送します、それも全話連続で。 連続されると見応えがあります。 この間ハマっていたのが、「不毛地帯」です。山崎豊子さんの小説を2009年にフジテレビで連続ドラマ化された、唐沢寿明さんが主演したものです。いまだからですが、なにやらルーズベルトゲームにも似たような・・・?、影響も受けたような・・・ あらすじなんですが・・・ 主人公の壹岐正(いきただし)は陸軍中佐で大本営参謀でした。終戦当時は武装解除に応じる必要がないとするヤカラもいたわけです、懸命に説得に努めたのですが、ソ連軍に拘束されてシベリアで11年の抑留生活をおくります。帰国後に経歴を買われ近畿商事(商社)に入社し、手腕を発揮します。商社マンがそうであるのか知りませんが、インサイダーな・・・お金も絡んだやり取りが繰り返される場面もあります。 最終的に中東(イラン)での石油発掘プロジェクトにも携わりイラン・サルベスタン鉱区での石油発掘に成功します。かれの頭の中には第二次世界大戦に突入するきっかけとなったエネルギー安全保障に対する確固とした考えがあるようでした。失敗を糧として、資源の無い日本が今後どう生き残ってゆくのか、それを自分の使命であると考えた末ではないかと思います。 かれは、どんどん登りつめてゆきます。最終的に自分を拾い上げてくれた近畿商事社長の大門に勇退を進言します。社長の恨み節はあるわけですが、一人では辞めさせない、人は育っているとし、みずからも近畿商事を辞めてしまうわけです。そして最後に、シベリアで死んだ日本人の墓参りと遺骨の収集に行く・・・・ こんなあらすじです。 あまり視聴率は良くなかったらしいですが、後を引くおもしろさでした。 ドラマのネタバレではなくて・・・ モデルとなった方がおられて伊藤忠商事の会長までなられた瀬島龍三氏がその方と言われています。 小説のストーリーとは多少違いますが、興味津々です。 ググっていただければ分かると思いますので氏については省略ですが・・・ 瀬島龍三氏は、戦後の日本の原動力となった人物と言っても過言ではないのでは・・・ 受け売りですが彼は伊藤忠商事の部下に対して、 1.報告書は必ず紙一枚にまとめる 2.結論を先に示す 3.要点は三点にまとめる という三点を指示していたといいます。すばらしいです。見習わねば・・・・・ 現在でもエネルギー安全保障は日本のアキレス腱ですよね。 80%は海外に依存し需給率は4%程度。 ABCD包囲網なんてのもありましたから 今が当たり前で、現時点をを前提に物事の判断を行うと、厄介ですね・・・ 人気ブログランキングへ 不毛地帯 DVD-BOX I/唐沢寿明【後払いOK】【1000円以上送料無料】 出版社 PHP研究所 著者・翻訳者 瀬島 龍三 (著) 初版発行日 1997-02【中古】祖国再生-わが日本への提案 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月07日 12時07分44秒
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